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うさナ旅 2 知の集積者

まだ漆黒なので暗黒ですが。さくさくいこう。若葉は惜しいが。


漆黒MQ.知の集積者


めちゃくちゃ双子に見られつつ。パパ待ち中。
しかし、初期三国のうち唯一なぜか野外である不語仙の座卓なので、夜のカットシーンは暗いし雨だって降る。
……SSが暗い!
フルシュノパパ、割と淡々と話しているイメージだったけど、ちゃんとアルフィノ、アリゼーと再会して無事を喜ぶところは口調が柔らかいし、トーンが微妙に高い。
子供たちにも自分の妻のこと名前で言うタイプ…なんだよね。フルシュノさん。

暁以外も白髪金髪多いファンタジー

この時点で、あれ、シャーレアンって「終末」は確定的未来と前提にした行動してる?となります。
終末は起こるものであり、終末をいかに止めるかでなくいち早く察知していかに多くを救うかを目的としているのだから、そもそも終末を止めようという気がないと後にわかるわけですが、この時点でなんかあやしーな、と匂わせだけで、教えてはくれない。当然。
けれど、自ら人でありながら「人同士の些末な小競り合い」と言い切るあたり、明らかに人ではない意志が関わってるねこれ、と悩んだシーン。

ところでなぜ、シャーレアンは戦わないという選択肢を持てるのだろうか。
ラザハン然り「不可侵」「中立」は、どのようにしてその地位を得ていたのか。なぜ、この時代の支配者たろうとしたガレマールは手を伸ばさなかったのか。あんまり戦史考察得意じゃないんだよなぁ。

今回出てきたシャーレアン本国とラザハンは単純な地の利、帝都から遠方であるという理由で後回しにされただけ、だろうか。
世界地図の縮尺が正しいのかわからないけど、単純な距離感はドマと大差なくも見える。ただし海路(空路)の為補給拠点が必要な可能性もあるけど。
帝国の初代皇帝ソル、つまり「アシエン・エメトセルク」が、東州侵攻から西州エオルゼアの侵攻に転じた理由として考えられるのはアーダーのタイミング。そのための帝国なので。
地理的には順当にギムリト地方から陸路でアラミゴを足掛かりにエオルゼア侵攻したように見える、けれど長城を築いてアラミゴ側からグリダニアには本格的な侵攻をしていない。各国にカストルムからの攻撃を仕掛けてはいるが、殲滅ではなく混乱のための戦闘という規模。
各国とはエオルゼア六大都市のうち、グリダニア、ウルダハ、リムサロミンサ、イシュガルド。すでに陥落して属州となったアラミゴはともかく、なぜかシャーレアンは現イディルシャイアである植民都市を含めて攻撃対象外。

シャーレアンは第六星歴1557年に、ガレマールに和平のための特使を派遣している。アラミゴ侵攻、当然ソル帝在位中だ。この和平交渉の特使はフルシュノ一派、とされているので本人もいた可能性が高い。しかし交渉は成果がなくアラミゴを含めた北州隣接部であるアルデナート小大陸北東エリアは相当な被害を受け属州化された。一方シャーレアンは特使派遣から5年後に植民都市(現イディルシャイア)を放棄する大撤収を敢行する。モードゥナ侵攻、銀泪湖上空戦の年だ。
ちなみに第七霊災はそこから更に10年後。

彼らには知を集積した「本国」があるということを皇帝ソルアシエン・エメトセルクは知っている。その収集の質がある時から変容したことについても知っていた節がある。
それは当然伏せたうえで、シャーレアンが傍観者であるという本質を全うすべくエオルゼア諸国に与せずに本国へ退くのなら、その大撤収を帝国は「邪魔しない」と密約があったのでは?
蛮神を召喚し争う蛮族ではなく、知の集積者たる人であるシャーレアンを攻撃するいわれはない、とか何とか言って。
シャーレアンの拠点がイディルシャイアしかない状況であれば、低地ドラヴァニアにラヴィリンソスがあったなら、シャーレアンはそれを捨てて数年でどこか新たな都市への「大移転」をしただろうか。できただろうか。できなければ戦わず、シェルターのようにラヴィリンソスに籠って持久戦の構えをしたのだろうか。
なーんて、まぁそんな仮定は意味がない。
彼らにはもっと大事な「役割」とそのための「本国」があったんだから。

アシエン側がハイデリンの動向を探る何らか情報収集を直接しにくいと考えれば、どうやら干渉しているらしい「人」を観察したほうがいいから、交渉ついでに泳がせておこう、とかも考えたりしたかな、とか。
そりゃあ、妄想し放題でしたね。
妄想だよ、盛大に推しの暗躍を妄想してただけだよ。これ予想って言わない。知ってた。論破できるパーツがいっぱいあるので妄想。でも楽しい。推しの暗躍が見たい。見せて外伝。

ラザハンは今になって見れば遠方であることに加えて背後どころかど真ん中に居たヴリドラが厄介だったからかなー…?

さてフルシュノ、直前の元気そうな双子への嬉し気な会話からの「好きなだけ血を流すがいい」という突き放した言葉は、我が子に言い放つようであって、自分に言い聞かせているようにも聞こえる。
使命を果たすために私人としての情を勘当という形でここで一切断ち切るしかない、みたいな不器用さというか。政治的思惑よりも、そちらの方が大きそうな感じのツンデレを感じるパパ。
もう脳内では、じゃあアルフィノとアリゼーうちの子にしていいよね!!とかアホ妄想しつつも割と静かにしんどいシーンだった。
きっとそれでもどこかで、最後には傷ついた姿でもいいから自分の準備した「手段」に「邪魔をせず従って」「我が子は終末から逃れてほしい」と思っていたのではないかなと思うとね。二度目のほうが辛い。
目の前にいるヒカセンに絆されてうちの可愛い子供たちが危険な目に!とか思っていただろうにな。
尊敬し、道を違えたからこそ己の及ばぬ希望であれと願った父は遠きに斃れ、事実を知れば学ぶだろうと手放した子は知を手放し戦うことを選んだ。迫る終末を前に、「星の意思」に従い逃げるほか、抗う術などあろうものか。何故、何と戦っているつもりなのか。

2021年新年のアレ

予想通り、2021年ご挨拶にあったアレはパパのものだったんだろう。手紙を書く息子と、日記を書くパパ。
親子モノはだめだって泣く、泣くって。余計泣けるって。

いつからかははっきりと記憶していないが、カットシーンで拳を握る、というシチュエーションがやたら目に付くようになった。
怒り、悲しみ、苦しみ、悔しさ……言葉としてではなく、手を握りしめてSEが入る、そんなシーンの印象付け。
個人的に、これがとあるシーンで自分の中で綺麗に回収されるのだけれど、それは旅がそこに辿り着けたら書こうと思う。忘れなければ。


あれ。次のクエストで漆黒最後じゃ…?若葉、おまえ……おまえ……もうだめなのか……?なぁ若葉……!🌱

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