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牛乳、飲んでる〜?
いま、学校給食の牛乳が行き場が無くなってしまい、農家さんが困っているんじゃないか?
みんなで、牛乳消費した方がいいの?とかいろいろと言われてます。
そんなニュースを目にする今日このごろ。
今更そんな事言うなら、普段からもっと牛乳飲んでくれ−!!
、というのがきっと多くの酪農家さんの声です(笑)。
テレビの放送は、こんな感じですよね。
学校が急遽休みになった
↓
給食用牛乳余る
↓
加工用に回る(=買い入れ価格下がる)
↓
酪農家困る
↓
いっぱい牛乳飲もう!
って、これで消費が上向くんだったらいいけど、そんな事ないですよね。
いつもより、ちょっとだけ酪農に興味を持っていただいて、普段通りに、
飲んでいただいていたらきっと、大丈夫だと思います。
実際に起きている事を理解するためには、いくつか知っておいた方が良い要素があって、1つずつ紐解いて行こうと思います。
「学校給食の牛乳、余ってるみたいだけど大丈夫?」
そう言われた時に、このnoteを読んだ方が、自分の言葉で自信を持って話していただけるようになると嬉しい。
1日1テーマぐらいで話してちょうど一週間ぐらいかかるかな。
ということで、今日から1つずつ、酪農の現場から見えている光景を
お伝えしてみます。
※得意分野を話し始めたら止まらない性格なので、もしかしたら、1日2つ投稿する時があるかも知れません^^;
まず、大前提を1つ。
牛乳は、牛が子供を産んで初めて出せる母乳です。
ということで、沢山搾っている牧場では毎日のように子牛が生まれている訳ですねー。
※その子牛達の運命については、また改めて。
牛乳は工業製品のように、原材料があればいくらでも作れるという代物ではありません。簡単に増やしたり減らしたりするのは難しい。
その事を今日は知っておいていただけたら嬉しいです。
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明日は、「牛乳(生乳)の価格」について。
キーワードは
「全量買取制度」と「プール乳価」
この2つです。
お楽しみに−。