”ベストプラクティス”も見直そう
役場の担当者は生々流転
役場の担当者の人って数年で配置転換されてしまうことがほとんど。
よっぽどの専門職じゃない限りは異動がかかって、ゼロリセットされることが少なくない。属人性を排除するためにも必要な事なのかも知れませんが、 仕事を担当しているITベンダーの人達は担当者が変わるたびに方針が変わったりして大変でしょうね・・(笑)。
ベストプラクティスは”その時”を表す
コンピュータシステムやインフラに関して、その時、その現場にいた担当者が”ベストプラクティス”だと考えて導入した仕組みは ”その時”は一番いい選択肢を選んでいる場合がほとんどです。
担当者1人が外出先でも自由に閲覧できるようにクラウドベースの仕組みにしたり、顧客別に窓口を分けてみたり。
ただ、担当者も永遠ではありません。異動や退職等でその人がいなくなるタイミングは必ず来ます。
重要なのは仕様よりも”なぜ、そうなっているのか”
次の担当者にとって大切なのは仕様書よりも
「なぜ、その仕組みにしたのか?」
その時に考えたこと、実現したかった事、逆に切り捨てた仕様など、仕様書に残らない考え方や哲学みたいなものの方が大切です。これが残っていると、ベストプラクティスと思われた仕組みを発展させることもできれば、不要になった時点で容易に新しい仕組みに切り替える事ができます。
「あー、なるほど、そういう考え方だったんですねー。」と次の担当者が理解できるようなものを残しておいてくれるととてもありがたい。
意図がわからない仕様や設定等はその意図を汲み取るところから始めるのでいつも苦労します。
何事も生々流転。必ず見直しの時期は来ると考えよう
とはいえ、永遠に使えるものは何もありませんし、時代や環境が変わればそれに合わせて変えていくべき。
ベストプラクティスと思われる仕組みも定期的に見直しをかけていきましょうね。
そういえば、以前のお客さんところで使ってたルータがそろそろ5年目。
しかも、Wi-Fiも802.11acに対応できてないレベルだったかも(汗)。
いま、これぐらいの機能が6,000円で買えるので、サクッと交換して欲しいなあ。ちょっと声かけてみます(笑)。
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