プログラミングスキルを身につけろと言ふ無かれ
プログラミングを始め、ITスキルは奥深く、幅広く、多岐に渡る世界
1年前の記事ですが、ニーズの高いプログラミング言語のランキング。
この記事、ぜひ世間で”プログラミングスキルがこれからは必要だ!”と仰ってる方にどの言語を想定しているのか聞いてみたい(笑)。
このランキングにはでていませんが、アプリ開発用にSwiftとか、Unityとか、その大前提になるHTMLやJavaScriptやら・・・・・。
もう、考え始めたらキリがない。
こうした言語って業務の中で身につけていくか、本当に好きでやりたいことに合わせて取り組むのが一番シンプルでスキルアップにつながりやすい。
プログラミングで大切なのは”言語特性を理解したロジック構築力”
メモリやCPUが非力だった頃、いかにしてコンピュータのリソースを食わずに効率的に動かせるかがプログラミングの上手さでした。
でも、今はそうしたリソースが十分過ぎる程になったので、プログラミング言語側でいろんな仕組みを用意してくれたり、”パッケージ”や”ライブラリ”といった出来上がったものを組み合わせるという作業になってきています。
いかにその言語特性を理解して、効率的に動くロジックを組み合わせることができるか、と言ってもいいと思います。
ノーコードツールには欠かせない”データベース設計力”
ノーコードツールを使えば容易にDXやらシステム化ができるという話もあり得ない話。
コンピュータシステムが
入力 → 処理 → 保存 → 出力
この流れを基本としている以上、
”業務をいかにしてDataに変換・処理し、見える化して出力できるか?”
ここが大切で、これって、データベース設計スキルに他ならない。
GoogleAppSheetなんかもまさにそうで、一番最初にデータベース設計部分を作り込んでいって初めてアプリの作り込みができるようなツールです。
”何を言ったか?”よりも”誰が言ったか?”を大切にしよう
IT業界って、本来はビジネスの現場ありきで考えなきゃならない所をツールやバズワード優先で考えさせるようなミスリードや煽り記事が未だに多い。
プログラミングスキルが大切!っていう人がいたら、
「あなたはどの言語でどういったスキルを身に着けたのですか?」
と聞いてみたらいいんです(悪い人・・・w)。
プログラミングに関して学べば学ぶほど、そして、ビジネスの現場を知れば知るほど、プログラミングスキルよりも大切なことがあると思い知るはずですから。
このあたりは経験値がものを言う世界なので、誰が話しているのか?を常に意識しながらニュース・記事を見ておくと間違った判断をすることは減ると思います。
プログラミングをしなくてもいい時代がやってくる
ビジネスの現場に立つ多くのビジネスパーソンがプログラミングをしなくても自由にIT技術を活用できる時代はきっとやってくると思います。
生成型AIの活用もそうだし、ノンプログラミングツールも様々なものがある。
ただ、こうしたITツールを使いこなす為には、ロジックの組み方・データベース設計力といったスキルを持っておくほうがいい。こうしたスキルは料理でいう包丁の扱い方みたいなものですね。
学べそうなタイミングがあれば、ぜひこのあたりについて概要だけでも知っておくといいですね。
入り込めそうだと感じたら、そこから更に深く調べてみる。
そんな感じで興味本位で取り組んでいくと楽しみながらスキルアップもできますよ。