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走りながら思想しよう7. “霜男フロスティマン”

新幹線を降りて山手線に乗り換え御茶ノ水駅へ。夕方の東京の一ヶ月ぶりの印象は異常な静かさだ。平日の山手線車内も御茶ノ水の明大前の坂道も。人通りはあるのだが、殷賑たる帝都のエネルギーが感じられない。明大前通りのカロリーでカロリー焼きを食べているが、店員の方々もみな、フロスティマン化している。冬枯れた霜人間達の街。人とともに時代も街も老いる。私も霜男フロスティマン。

青春のカロリー焼き

四半世紀と半世紀の間もの時空を経れば、思い出とか人生とかみな枯れ葉のように散り塵化してしまうようだ。そのような時、真の力を現すのが古典とよぱれる領域だと思う。古典しかないのだ、対永遠加工された芸術だから、私がこれから何度も生まれ変わり死にかわりしても残るものにはかなわない。そこで走りながら思想しよう。
“古典的世界だけが永遠に対抗できる”
“The classic  can  resist  eternity”

街から偉大なる人間の血流、熱が奪われた


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