荒地のエンジン13. “日本民族が生き残る為にはもはや【メタモルフォーゼ=変身】するしかないのかもしれない”
災害食ローリングストックステーションの情報共有先の市役所、県庁からのリアクションが続いている。量的に満足な農畜産水物がないので遠慮しますとの西武鉄道沿線I市役所。ホクレンからは農水省とやると途中ではしごを外されるからあまり興味無いとの間接的リアクション。農水省勉強会により新しい助成金モデルを推進するには非常に時間がかかるので、まずは巨大なホクレンからの産品供給モデルを先行させるあてが外れた。そこで豊洲市場関連にアプローチ、趣旨を伝えたところ、打てば響くような好反応があり、都庁の卸売市場部局に情報共有頂き協議してもらう為に資料をメール送付した。都庁防災部署では、アプローチ後、担当者の急な部署移動と検討停止という不可解なリアクションがあり、メンバー内でも狐にばかされた(タヌキ?)のではと話題になっていた。ある意味日本という国の中のもう一つの国、アメリカ合衆国の中のワシントン特別区、英国のシティのような立ち位置なので、独特の力学があるのかもしれない。今回は豊洲市場経由の都庁内中央卸売市場局向けのアプローチとなるが、また狐(タヌキ?)にばかされるのだろうか?! しかし順調ならば、豊洲市場関連の勉強会が可能となり、現行の日本各地からの農畜水産物、食材供給ルートを活用した災害食原材料、食品の新しい需要を日本全国産地に開くことが出来、さらに豊洲市場が東京の災害食自販機供給事業を開始できる。何も悪いところが無いソリューションなのだが、なぜかそのような話が通らないのが日本の現状だ。この10年様々なアプローチを官庁や自治体、企業に行って来たが、当然すぎることが全く通らないインビジブルな層がますます分厚くなり始めている。国に国民に社会に貢献するという哲学が滅んでゆきつつある。また霞が関の中央官庁よりも遥かに上場企業の権威意識が強くなり風通しが悪くなりつつある。官僚よりも大企業の受付女性の方が横柄になりつつある。外資に支配され、日本発大企業が続々と日本から離陸し始めた。黄金の国ジパング(マスゴミの報道は一切無いが、日本の地下資源は金、レアメタル、天然ガス、石油の世界的埋蔵量を誇る)は現実のものとなり、新しい“国民”の上陸が着々と準備され、従来国民=うつろな目となった羊の群れが、注射を打たれるべく、柵の中に追い込まれ続ける。そしてアウシュヴィッツの再来が日本にやって来る。CDCという名の絶滅収容所が。
しかしそのような状況に対してもオールド・ロビン・フッド達は決して諦めない。何故ならばこのようになる世界を選んで私たちは皆、生まれてきたのだから淡々と任務を果たすだけなのだ。今回の災害食ローリングストックステーション企画で、成否は問わず、農水省と区役所の直通ラインが開かれる。次は都市農業モデル“グリーン東京”となる。東京のあらゆる空き地、空家の庭、山手線の誰も手入れしない草地、ビル屋上、壁面を畑にする。国内約8000万人の年金受給者がグリーン東京の担い手(子育て・地域管理維持・都市農業に従事)として、林住期・遊行期に入ってゆくモデル公共老人機構。日本民族が生き残るためにはもはや“メタモルフォーゼ”しかないのかもしれないから。ということは国民の約67%が高齢期、インドのアーシュラマ(林住期、遊行期などの人生の時期思想)に言う《林住期=家を出て林に住み自由自在に生きる、公や霊性に生きる時期》や《遊行期=死に場所、死にがい、人間としての仕上げを求めて、生命と社会貢献を楽しむ時期》に、日本人そのものが入りつつあるということにほかならない。さらには国境や民族的テリトリーが消滅しつつあり、日本人そのものが、地球人の中での機能、役割を果たすべく、❝人類化❞という、青虫から蛹へのメタモルフォーゼ、蛹から蝶へのメタモルフォーゼを自らに課すべき民族期に入ってゆかなければ、生存できなくなるということにほかならない。今まさに日本国、日本人、日本文化はドロドロに内部崩壊してゆく蛹の状態かと思われる。地球一美しい蝶にメタモルフォーゼしてゆこう。