夜と朝は旅人の中を永遠に循環する

荷物は軽くしよう

鞄の中は詩集と小説

緑茶ボトルと缶コーヒー、ビスケット

黒のキャップと紺色基調の軽装でゆこう

いつも上空から見守りくれる先祖たちと

風の中より覗いているあちらに行ってしまった友の

希望を肩に担って

舞い踊る大道芸人のように

魚取りする子供たちのように

つねに蒼き彼方に向かい

次から次へと地平を越えてゆこう

夜と朝は旅人の中を永遠に循環する

■画像はナショナルジオグラフィックより。