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個人的にベストなピアノ曲の紹介〜 スクリャービン ソナタ4番 

個人的にスクリャービンの曲は大好きで、noteでも色々紹介しているのですが、今回はついにスクリャービンの曲の中でも最も好きな曲、ソナタ4番を紹介したいと思います。数ある曲の中でも個人的にベストの曲です🙂 まずは曲の紹介です。ちなみに、挿絵はChatGPTに曲のイメージに合わせて作ってもらいました。

1楽章:アンダンテソナタ
1楽章は、非常に穏やかで瞑想的な雰囲気の曲です。静かにスクリャービン特有の神秘的な和声で進行していきます。聴き手を内省の世界に導くこの1楽章があるので次の2楽章がより活きてくると感じます。

2楽章:プレスト
続く2楽章は「プレスト」で、急速なテンポとエネルギッシュな動きのある曲です。際立っています。この楽章の魅力は、その緊張感と劇的なクライマックスに向けた展開にあります。

前半は絶えず上昇し、緊張感を高めるように構築されています。しかし、なかなかクライマックスには到達せず、聴いていてじらされます。緊張感がピーンと保たれた良い感じのじらされ感です。そして、後半でクライマックスに到達する瞬間が訪れます。ついにクライマックスに達すると、音楽は一気に解放され、劇的なフィナーレへと突入します。

このソナタ4番は最後のフィナーレが最高だと思います。ただ、いきなりファスナー聴いてもその魅力は伝わらないです。徐々に聴きながら焦らされる過程がいいのだと思います。🙂
あと、クラシックだけど、クラシックっぽくない新しさみたいなものも感じられます。最初聴いたときに、なんとなくジャズっぽいなとも漢字ました。

ちょっと最初の第1楽章は気怠い印象かもしれませんが、通しで聴いても8分くらいですので是非お聴きになってみてください。繰り返しますが第2楽章ほんとうに良いので是非!



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