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考え方や価値観が異なる人とのコミュニケーション(異文化コミュニケーション)の本質

新入社員として今の勤務先である外資系の会社に入ってから、長年文化的背景が異なる同僚らと仕事をしてきました。そしていつも感じているのは、自分と考え方や価値観が異なる人達とのコミュニケーションは中々大変だということ。自分の周りを見ていてもよくこんな会話を耳にします。

「この間、〇〇をやっておいてと言ったのに全然やってくれない」
「ミーティングやっている時に一緒に聞いていたのに…」
「分かったって言ったのに全然分かってない」

まあ、よくありますね😅 周りでそういうことを耳にするといつも思うのです。

ちゃんと伝えたのかな?🤔

って。そう思って「相手にきちんと伝えたの?」って話をすると、大体こういう返事蛾帰ってきます。

「ちゃんとメール(電話)で伝えましたよ」

って。まあ、この方法も間違いではないです。殆どのケース、例えば同じ日本人の取引先とお客との会話とか、お互いによく知ってる同僚同士などの場合はこれでいけるでしょう。でも、例えば(あくまでも例ですが)海外の人など文化的な背景が違う人だとそうもいかなかったりします。

例えばちょっと昔に、まだ海外メンバーとの付き合いの経験が浅かった時ですが、とあるシステムのフォームの訂正をインドのディベロッパーにお願いしました。内容はフォームにいくつか追加のフィールドを足して欲しいというものでした。その話をしたら、インド人のディベロッパーは「分かった」といいました。

その後納期近くになってようやくフォームが修正されてきたのですが、そのフォームをみてびっくりしました。確かに追加のフィールドは入っていましたが、レイアウトがガタガタになっていたんです。普通新しくフィールド追加したら、その位置はある程度きちんと揃っているものだと思っていました。それが、見事に揃ってなくて、フィールド追加したところが変に改行されていてレイアウトがガタガタになっていたんですよね。

そのことをそのインド人に問いただすと、そんなのは知らん、と。お前はフィールド追加してくれとしか言わなかったじゃないか?と。その時に思いましたね。こちらの意図や目的は当たり前のように伝わると思っていたけど、そうじゃないこともあるんだと。まあ、これは極端な例ですが、コミュニケーションて難しいなと思った例でした。

そして、いつだったか忘れましたが、ある日何かのタイミングで異文化コミュニケーションのトレーニングみたいなものを受けました。 その時に印象深かったのが、以下の説明、その名も Essence of Communication in cross cultural communicationです。その内容は以下の通りです。

  • SAID is NOT equal to HEARD

    • あなたが「言った」ことが、相手に「聞かれた」とは限らない

  • HEARD is NOT equal to LISTENED

    • 人々はあなたが言ったことが「聞こえた」かもしれないが、注意深く「聴いていた」とは限らない

  • LISTENED is NOT equal to UNDERSTOOD

    • 「聴かれた」としても、それが「理解」されたとは限りません

  • UNDERSTOOD is NOT equal to AGREED

    • あなたの話が「理解」されたとしても、それに「同意」されたとは限りません

  • AGREED is NOT equal to CONVINCED

    • 相手に「同意」されたとしても、相手が完全に納得して「腑に落ちた」と感じて次の行動に繋がるとは限りません

うーん、奥深いですね。SAIDから始まって相手が本当の意味で腑に落ちて理解するCONVINCEDまでが長いこと! そして、文化的背景が異なる人たちとのコミュニケーションはこんなに大変なんだな、って思ってしまいますよね。

ちなみに、自身に取っていまだにコミュニケーションが難しい最大の相手はうちの奥さんです😅 結婚して25年経つのに未だによくコミュニケーションミスが発生、そして自分がゴメンナサイと謝らせられる。頭ではわかっていても実践は、より難しいということを、Essence of Communication in cross cultural communicationに付け加えたいです🫡

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