転職後に改めて読み返す良書、カーネギーの「人を動かす」
今年に入り長年勤めた会社を辞めて全く異なる業界、職種に転職しました。初めての転職となりますが、50歳を超えてからの転職。心をニュートラルにして心機一転新しい仕事に取り組もうと思っています。
そして、ここで読み返さないと思って取り出したのが、自身の中でのバイブル的な良書、デール.カーネギーの「人を動かす」です。この本が出版されたのはもう90年以上前の1936年。古い本ですが、今の時代でも通用する人間関係構築についてのコツが書かれていて、たまに読み返している本です。
シンプルに説明すると、この本の中では仕事やプライベートで他人からどのように上手く協力してもらうか、そして説得する事が出来るかのポイントについて書かれています。
基本的な人間関係の原則、人に好かれるための方法、人を説得するための方法、リーダーシップを発揮する方法などについて記載されています。
ポイントとしては、他人を一方的に批判するのではなく、理解そして共感することにより信頼関係を築き、相手の立場や願望を理解するこたによって、その人が求めていることを中心に話を進めることにより相手に協力してもらうための強い欲求を引き起こす、そんな感じだと思います。
個人的に印象的なのは…
「余計なことを言わない」
ということ。これは結構難しくて、自身は良く余計なことを言ってしまいがちなのですが、カーネギーの主張では、人はつい自分の意見やアドバイスを言いたくなりますが、それを抑えることでいくつかのメリット、つまり相手との関係が深まり、人を動かす力が高まるられるといっています。
相手を防御的にさせず、信頼を築ける
建設的な対話や協力を促進できる
相手のプライドを守り、より良い人間関係を構築できる
ただ、肝心なことを言わないと、分からない人には伝わらないし、「弱い」、または「組みしやすい」と思われがちですがらその点についても、カーネギーは、「人間関係における真の強さは、他人を支配したり力で抑え込むことではなく、信頼を築き、協力を引き出すことである」と説いています。
そして、カーネギーは本の中で、リンカーンが批判や強硬な態度を避け、相手の立場に理解を示しながら信頼を築いたエピソードを紹介しています。これにより、リンカーンは「優しさ」を持ちながらも「強い」リーダーとしての地位を確立した、と。寛容や共感を示すことは、賢明さに繋がるってことですね。
ただ、どの本を読んでも実際に実践するのは本当に難しい。本当に難しいです。本の数パーセントでもよいので本の中でふれられているエッセンスを理解して実践できたらな、と😊