
#3 ヴァンヘイレン 「もしこれがアメリカンドリームじゃなかったら、何がアメリカンドリームなんだ?」
世界的に有名なアメリカのハードロックバンド、ヴァンヘイレンのギタリスト、エディ ヴァン ヘイレン ( Eddie Van Halen )がアメリカ、カリフォルニア州、サンタモニカのセントジョンズ病院で癌のため亡くなりました。65歳でした。
ハードロックバンド:ヴァンヘイレン ( Van Halen )
ヴァンヘイレンは1970年代初めにロサンゼルス、パサディナで結成されました。ボーカルのデイヴィッド・リー・ロスは面白くてトークが抜群にうまいのです。トークだけでも食べていけるほどです。
コメディアンみたいですが、歌うのもうまくてハスキー系のハイトーンシャウトもすごいです。それ以上にすごいのがギターのエディ ヴァン ヘイレンでROCK GUITAR GOD(ロックギターの神様)と呼ばれています。エディにはお兄さんのアレックス ヴァン ヘイレンがいてドラム担当です。また、現在はエディの息子がベースギターを担当しています。
ヴァンヘイレンの代表曲:JUMP! 「ジャンプ」
僕はヴァンヘイレンの「ジャンプ」という曲が好きです。「ジャンプ」はシングルチャート:ビルボード ホット 100で1位になっています。あと「パナマ」という曲も好きです。
エディ ヴァン ヘイレン:Eddie Van Halen
僕がエディ ヴァン ヘイレンをより理解したというか興味を持ったのは、マイケルジャクソンの BEAT IT「ビートイット」を聞いた時です。「ビートイット」はマイケルジャクソンのヒット曲の一つで、もちろんメロディーも良く歌も力強くて素晴らしいのですが、この曲を聞いた時に驚いたのがギターのテクニックでした。
「このギターすげえー!超うまい!誰だろう?」と感激して調べたら、なんとエディ ヴァン ヘイレンでした!それまでもヴァンヘイレンのギターはすごいなあと思っていましたが、エディ の凄さを再認識したのでした。ちなみに、この「ビートイット」のギターソロはエディのアドリブ(即興)だそうです。また、BEAT IT というのは「出て行け、とっと失せな!」という意味です。
エディがギター少年少女に与えた影響
エディ ヴァン ヘイレンはマイケルジャクソンとコラボするぐらいなので、すごい腕前のギタリストなのは当たり前なのですが、エディはギターの演奏方法の一つの「タッピング奏法:ライトハンド奏法(指で弦をタップしたり引っ張り音を出すやり方)」を世に知らしめたことでも有名です。ギターファンだけでなく他のプロのギタリストもエディのマネをするほどでした。
興味深いのはエディは最初からギターをやったわけでなく、最初は父親からピアノを習い、そしてドラム、それからギターになったのです。エディはピアノについて「ピアノはもっとも美しい楽器なんだ。」と言っています。ピアノもドラムもやったことはギターにもプラスになったのかもしれません。
ヴァンヘイレン一家のアメリカンドリーム:Go for it!
ヴァンヘイレン一家はオランダから1962年にアメリカに移住しました。ミュージシャンの父親、Jan Van Halen とインドネシア生まれの母親、Eugenia Van Halen、そして、小学生だったエディとアレックス。その時のことをエディが2015年のインタビューでこう言っています。
"We came here with approximately $50 and a piano, and we didn't speak the language," "If that's not the American dream, what is?"
「俺たち家族は、所持金約50ドルとピアノ1台を持って、ここアメリカに来たんだ。そして、みんな英語を話せなかった。」「もしこれがアメリカンドリームじゃなかったら、何がアメリカンドリームなんだ?」
おっしゃる通りです。小学生のこども2人を抱え、たいしたお金もなく、ピアノ1台持って、英語も話せないのに夢を求め一家でアメリカに移住する。なかなかできることではありません。
しかし、やろうと思ったことを実際にやったことで、エディは自由の国、アメリカでロックに出会い、ギターに魅了され伝説のギタリストになったのです。ですから、Do what you want to do! やろうと思ったことはやろう!
バンドのポリシー:Believe in yourself. 自分を信じる。
また、インタビューで曲づくりについてこう言っています。「俺たちは俺たちのために曲を書いている。自分たちがやっているのが気に入ればそれを出す。気に入らなければ出さない。俺たちはウソっぽい、不自然なバンドじゃなく、もっとも本物のバンドの一つだと思う。俺たちは俺たち。こんな俺たちを好きならそれでいいし、嫌いならそれでもかまわない。」
つまり、売れるための曲を作っているのではなく自分たちが好きで納得する曲を作っているだけ。それがポリシー。それでもビルボードで1位になるメガヒットになるので、自分の好き、哲学を追求する生き方でも成功することがわかります。参考になります。
最後に、ありがとう!: I want to say, "Thank you!".
ヴァン ヘイレンはカリフォルニア州パサディナでバンドを結成してバンド活動をしていました。僕はカリフォルニアのロサンジェルスやオレンジカウンティーに住んでいましたが、パサディナにはローズボウルという有名なフットボールのスタジアムがあって、僕はここの駐車場で開かれるフリーマーケットにも行ってました。「どっかあの近くにヴァンヘイレンもいたんだなあ」「ヴァンヘイレン一家のようにアメリカンドリームをめざして、やりたいことはやってみればいいんだ。」今、そう思い「ジャンプ」と「ビートイット」を聴きながらこの記事を書いています。
読んで頂きありがとうございます!Thank you for reading! Have a good one!
★★★★★ 自己紹介:ロックファンクラブのハヤチカです!★★★★★ 偏差値35, TOEIC180点から990点満点取得の洋楽英語トレーナー、英語マスターコンサルタント。昔の僕のような人の英語マスターをサポートしています。ハヤチカのロックファンクラブはこちら。Have fun at Rock Fun Club !
https://www.rockfunclub.com