#59. 《質問》 英語をやり直す時、中学の教科書からやった方がいいのでしょうか?
僕は30年近く英語を教え、
英語マスターコンサルタントをしてきました。
そこでよく聞かれた質問について話します。
「中学の教科書からやり直しなさい。」
というアドバイスは一般的で、
僕も英語ができない頃によくそう言われました。
では、そんなふうにやった方がいいのか?
結論を先に言えば、
教科書が好きで合う人は
やったほうがいいのでしょうが、
もしムリ、またはやったけどうまく
いかなかったのなら「やらなくてもいいです。」
理由はいろいろありますが、
今回は3つほど僕の例を使って説明します。
(その1) 人によってはむずかしすぎる?
「中学の教科書からやり直しなさい」
というのは、「中学の教科書は簡単だ」
という考えからきています。
しかし、
僕にとっては中学の教科書が複雑で
よくわかりませんでした。
多分、これは人によってはわからない
ところだと思いますし、
「なんのこっちゃ?」でしょうが、
僕の場合、5文型とか補語などの
言葉そのものが頭に入らないのです。
そもそも中学の英語ができなくて
困っているのです。
「それをやれと言われても・・・」
できません。
なので、
人によっては中学の教科書でさえ
難しすぎる場合があります。
(その2) どうしても教科書では続かない
僕は興味のある本、探偵物が好きで、
小学生の時はシャーロックホームズや
明智小五郎を読んでいました。
(もちろん日本語ですが)
でも、学校の教科書はどうもダメなんです。
まず、開こうと思えません。
なぜか?
これは僕が学校に馴染めなかった
ということに関係してるのですが、
学校でいろいろイヤな思い出がありました。
(トラウマレベルです)
例えば、体が飛ぶくらい先生に思いっきり
顔を平手打ちされたり、
グーで頭を叩かれたりよくありました。
なので、
学校が好きになれませんでした。
今振り返ってみると、
「教科書」は学校の象徴みたいに
感じたのだと思います。
それで教科書アレルギーになったわけです。
これは僕のケースですが、
中には教科書が合わない人もいます。
その場合、英語をやり直すのに教科書を
使う学習はスムーズではないかもしれません。
(その3)やる気が出ないかも?
中学の英語の目的は高校受験、
高校英語の目的は大学受験、
少なくとも僕の頃はそうでした。
なので、
中学の英語の教科書は受験用です。
もちろん、教科書が受験のためでいいんです。
なんの問題もありません。
ただ、
受験勉強が苦手で残念な思い出のほうが
多い人の場合、せっかく英語をやり直そう
とやる気を出したのに、いざ教科書を見たら
モチベーションが下がるかもしれません。
もちろん、教科書が好きで受験勉強の
スタイルが合う人はノープロブレム。
中学の教科書から英語をやり直せばいいんです。
でも世の中いろんなタイプの人間がいます。
僕のような人間もいますし、
英語のやり直しもそれぞれ
自分に合うやり方でやりましょう。
では、教科書で英語をやり直そうとしたけど
上手くいかない場合「どうすればいいか?」
について話します。
教科書でなくていいですから、
好きなことをやるのがいいでしょう。
洋楽、洋画、スポーツ、料理、旅行、絵本
など好きなことなんでもいいので英語で楽しむ。
「英語と仲良くなる」感じです。
今までの「近寄りがたい学問の英語のイメージ」
を手放して、
「英語って楽しいものかも!」
「英語ってエンターテイメント?」
というふうに思えたらいい方向に進みます!
好きなものなら、
( 1 )続く
( 2 )覚えやすい
( 3 )自主的にやるようになる
教科書で英語をやらないといけないという
思い込みを捨てましょう。
◎複雑な文法もなしでいいんです。
まずは「何がどうした」がわかればOK!
最初から全部やらなくていいんです!
僕はそうやって
「英語を娯楽にしてシンプルに」
学んできました。
「教科書がしっくりこない、複雑なことが苦手」
という方にはオススメです。
最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
それではまた!
Thank you for reading!
Have a good one!!