能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(阪神JF)

能力、適性関係なく最終追い切り良く見えた馬(阪神JF)

リリーフィールド
メイデイレディ
ランフォーヴァウ
コートアリシアン
ミストレス
次点で、ジャルディニエ。

多分、栗東CWはかなり速い時計が出る状態。

自分でいうのも何ですが、かなりピーキーな調教評価になってしまった。
さて、今年の阪神JF、やはり一番のポイントは京都開催という点にあると思います。
例年の阪神開催ならば個人的に指標とする時計があり、それは東京または阪神1400の通過タイム、決着時計が1.20.7以内。これを経験している馬は、基本的に上位に来やすい。
確かに、直線の最後坂のある阪神コースですが、そこまでは起伏が大きくなく、かつ、1200or1400適性の馬も多数出てくる阪神JF、ペースが速くなりやすいんですよね。そのため、一番に求められる適性は高速ペースに対する耐性だったりすると思います。追走力と言い換えてもいいですかね。
勿論桜花賞も同じような特徴を持つレースなので、阪神JFの結果と桜花賞の結果は繋がりやすい。

では、これが京都開催になるとどうなるか。
阪神3歳牝馬Sのころからして初の京都開催である以上想像でしかないわけですが、向正面途中から上り坂になる京都コースなので、阪神開催ほどに前半の時計は速くならない。勿論、緩やかに入れば引っ掛かる馬もでてくると思いますが、でも上り坂で引っ掛かればそこでゲームオーバーだもんなあ。
その上で下りに入るわけだから、後ろの馬もそう脚は溜まらない。他場に比べ京都だと4F戦が多くなるのはこの下り坂が原因ですが、持続的にいい脚を使うことができること、折り合いの他にスタミナも問われそうだよね、と。
単純にスピード能力で決着しやすい阪神開催より、スタミナや折り合い、位置取りといった全体的な完成度が京都開催だと問われることになる気がしています。あとは、それなりにまとめられる上がりの脚もか。
リゲルSを見る限り、内はそんなに良くはない。とはいえ、前の馬が埒沿い空けて走るので、結局は前の馬が残るというのが凡そ今の馬場状態。
これら前提にして考えてみても、やはりアルテミス上位組は強いんじゃないかな、というのが個人的に見立て。スタミナ質という意味でアルテヴェローチェやテリオスララも悪くない。まー、位置がどの程度になるかというのはありますが。
あと、ダンツエラン。不良馬場のスローというところでさして人気はしていませんが、1週前追い切りを見る限り、この馬道悪が得意というわけではない気がしています。そうすると、余程京都が合うのか、能力が高いのか。誤解を恐れずにいえば、何となくディープボンドっぽい走りなのよね。

最後に短評を残しておきます。

アルマヴェローチェ CW3頭併せ最内。前に馬を行かせ我慢させるような追い切り。それでも65.3-11.2。
カワキタマナレア 坂路。跳びが大きく映るが、まだトモが緩いか。躍動感ある。
クリノメイ CW併せ内。おぎとん付きっきり。先行しても鞍上の指示に従い動く。終い11.3。
コートアリシアン 南W併せ。追走から手前を変えず。動きは良いが、やはり折り合い。
ジャルディニエ CW併せ内。追走から手前替えに手間取るが、首を伸ばし懸命に前に出ようとする。終い11.4。
ジューンエオス 坂路併せ。なかなか馬格はあるが、やはりふらふらと走る。
ショウナンザナドゥ 坂路。サラッと。左後肢が少し開く。この馬もまだトモは緩い。
スリールミニョン 坂路。懸命に脚を引き上げ走るも、時計はさして出ない。
ダンツエラン CW。飛びが大きく、ゆったりとしたフォーム。少しリズム感は悪いが、それでも終い11.1。
テリオスララ 南W。前に馬を置いて、直線は単走。フォームが力強い印象。
ビップデイジー 坂路。前進気勢強め。さして見栄えはしない。
ブラウンラチェット 南W併せ内。サラッと。少しコーナリングが下手。併せていた馬の方を見たり、合図もなく手前を替えたり、ちょっと遊んでいる感じ。
ミストレス 坂路併せ。前進気勢強め。少し外に行きたがるところが。
ミーントゥビー 動きは良いが、時計は出ない。完成度は高そうだけれど、能力的にどうか。
メイデイレディ 京都ダート。何故か左回り。動き軽やか。しかし、右回りはほんとどうなんだろう。
モズナナスター 坂路。終いあれっと思うほど突き抜けた。悪くはない。
ランフォーヴァウ CW併せ。強めに追われ終い11.1。前肢がよく伸びる。
リリーフィールド 坂路。真っすぐに登坂できていて好印象。終いまで集中力を切らさず走れている。終い12.1。

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