Lvの役割

ゲームではおなじみの『Lv』の役割について、考えをまとめるついでに書き記していく。

まず、Lvには大きく分けて「情報の整理」と、「ゲームバランスの強制」の二つの役割があると考える。

「情報の整理」

さっそく「情報の整理」だが、使用例としては、2Dシューティングの射撃レベルやスキルレベル、タワーディフェンスゲームのユニットレベルなどが当たる。つまり、同じような役割を持ったものを、別種としては捉えず、同じものとして段階分けするものである。
タワーディフェンスが一番わかりやすいが、1秒間隔でのみ射撃する砲台と、0.5秒間隔で射撃する砲台を別で用意するくらいなら、同じものとして捉え段階分けした方が配置した後レベルを上げればよいだけで済み比較的遊びやすくなる。
風呂敷を広げるならぜひ活用したいものだと考える。

「ゲームバランスの強制」

「ゲームバランスの強制」だが、こういった書き方をしているので、個人的には好まない要素ではある。用途としては、ゲームの幅を広げるため、攻略する際の指標の用意くらいだろうか、ゲームの幅はLv制がないRPGを想像するとわかりやすい、ストーリーを進行するにつれて取得するスキルが増えたとしても、その時々の最適解が容易に導き出されてしまう。そのため、Lvを設け、プレイヤーによってボス戦開始時の状態が変わるようにし、攻略の幅を設ける。まぁここまでならよさそうに聞こえるだろう。しかし、これは攻略の指標とセットになるのが悪い、攻略の指標にされるということは、規定のLvまでは攻略不可の難易度に設定されるのが常となるわけだ。ということはLv上げなどという雑務をプレイヤーに強いることになる。これがLvなどがないアクションやパズルだと、プレイヤーのスキルのみで、どのように攻略するか試行錯誤する遊びが生まれる。
とはいえ、Lvによる指標によって遊びやすくなることはあるので、遊びの軸をストーリーよりにするのであればLvを入れるのはいい選択ともいえる。

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