見出し画像

【2023 宝塚記念(G1)】徹底的に攻略血統篇

過去5年における宝塚記念 種牡馬・母父馬 一覧表

2022年
1着タイトルホルダー 
父ドゥラメンテ(ミスプロ系/欧)×(母父ノーザンダンサー系/欧)
2021年
1着クロノジェネシス 
父バゴ(ナスルーラ系/欧)×(母父ノーザンダンサー系/米)
2020年
1着クロノジェネシス 
父バゴ(ナスルーラ系/欧)×(母父ノーザンダンサー系/米)
2019年
1着リスグラシュー 
父ハーツクライ(サンデー系/日)×(母父ミスプロ系/欧)
2018年
1着ミッキーロケット
父キングカメハメハ(ミスプロ系/欧)×(母父ノーザンダンサー系/欧)

2023年 宝塚記念 枠順確定

【血 統 傾 向】
1)非主流血統が才能を発揮しやすいレース!? 主流のサンデー系ではない非サンデー系、特に父が欧州型。母父もサンデー系ではない血統。

2)父がサンデー系の場合は、牝馬が走りやすい!? 
                母系に欧州の名血を持つタイプが注目。

3)前走で1600㍍重賞を使っている馬が有利!? 
      前走「天皇賞(春)」組は人気で凡走した馬が好走している。

*梅雨時でタフな馬場になることも多く(過去7年で良が3回、稍重が4回)、
しかも内回りコースで各馬早めに動いてロングスパートの持続戦になる為、
ヌレイエフ≒サドラーズウェルズのパワーや持続力を重視したいレース!?

「20年宝塚記念1着→20年有馬記念1着→21年宝塚記念1着→21年有馬記念3着」という成績を残したクロノジェネシスの血統に注目!!

父バゴ(ナスルーラ系/欧)×母クロノロジスト(母父クロフネ/ノーザンダンサー系/米)。母クロノロジストはビーチサンバと同血の間柄で、本馬の他にもノームコアやハピネスダンサーなどを産んだ名繁殖。母母インディスユニゾンはフサイチエアデールの全妹にあたる。半姉に20年香港C-港G1など重賞5勝(うちG1を2勝)のノームコアがいる血統で、フサイチリシャール、アドマイヤエイカンが出たラスティックベルに遡る牝系。同馬は、非根幹距離を得意とした。

2023年出走予定馬の血統表(×ウインマイティー、ブローザボーン、ミクソロジー回避予定)

コース形態からも上がりが掛かりやすいレースになるので主流からズレた欧州血統が好成績。なかでも、母父クロフネを持つ馬に注目。馬齢・実績・血統・距離・コース・ローテーション等から注目したのは、ブレークアップ(牡5、美浦・黒岩陽一)。

父ノヴェリスト(スターリング系/欧)×母リトルジュン(母父クロフネ/ノーザンダンサー系/米)。ユニバーサルライトのイトコで、牝祖タスルドの産駒にゴールデンゲイトH(米G3・芝11F)のディプロイヴェンチャー、孫にユニコーンS3着ナムラジョンブルがいる。マイル王ロックオブジブラルタルも同牝系。父ノヴェリストはキングジョージの勝ち馬でラストドラフト、ゴッドセレクション、ヴァルコスの父。

母のリトルジュンが「フレンチデピュティ≒タッセルド」2×2のニアリークロスを内包。さらにその母(ブレークアップからみて祖母)のベストタッセルドは「ヌレイエフ≒テートギャラリー」4×2。ノヴェリストとキングズベストから重厚なドイツ血脈を受け、古馬になって長距離で本格化。

同馬が、実質的な最終追い切りを消化した。CWコースでウィズユアドリーム(3歳1勝クラス)、マラキナイア(3歳2勝クラス)と3頭併せ。最後方から追走して徐々に差を詰め、直線では外から力強い伸び脚を披露した。中央のウィズユアドリームにはやや遅れたものの、6ハロン83秒4―11秒5と時計は問題なし。吉岡調教師は「ゴールを過ぎてから追った。1コーナーでは一番前にいたし、良かったのでは。中間しっかり調教して、今日が一番ハードな追い切り」と説明した。転厩初戦の阪神大賞典で3着。前走の天皇賞・春も7番人気で4着と健闘した。指揮官は「ジョッキーの意のままに競馬ができる」と評価している。来週は、新たにコンビを組む川田将雅騎手が騎乗する予定。徐々に控える競馬を覚え、強敵相手でも通用する末脚を使えるようになり、古馬になって成長し、そこから研ぎ澄まされたステイヤーは強いし、人気以上に走るタイプだけに期待したい!?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?