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【小倉記念(G3)回顧】推奨馬リフレーミング1着~流石、川田騎手!?
【小倉記念結果】
リフレーミングが差し切り、レコードで重賞初制覇
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11日、中京競馬場で行われた第60回農林水産省賞典小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)は、道中は後方に構え、直線で一気に各馬を差し切った川田将雅騎手騎乗の1番人気リフレーミング(牡6、栗東・鮫島一歩厩舎)が、2番手追走から一旦は抜け出した4番人気コスタボニータ(牝5、栗東・杉山佳明厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分56秒5(良)。
さらに3/4馬身差の3着に2番人気ディープモンスター(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)が入った。なお、3番人気シリウスコルト(牡3、美浦・宗像義忠厩舎)は9着に終わった。
勝ったリフレーミングは、父キングヘイロー、母ヒーリング、その父バトルプランという血統。これが待望の重賞初制覇となった。また、鞍上の川田将雅騎手は昨年のエヒトに続く小倉記念連覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆リフレーミング(牡6)
騎手:川田将雅
厩舎:栗東・鮫島一歩
父:キングヘイロー
母:ヒーリング
母の父:バトルプラン
馬主:栗山学
生産者:橋本牧場
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【小倉記念】~騎手コメント~
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1着1-1 リフレーミング(牡6、川田将雅・鮫島一歩)
「とにかく無事に勝ち切れて何よりです。道中は(ペースが)流れていたのですが、この馬はこの馬のリズムで走るしかないので、道中はリズム良くこの馬の気持ちを大事に乗ってきました。馬場はいい状態ですが、とてもフェアで前が残り過ぎることも無く、能力通り力のある馬が上位に来ると昨日も今日も感じていたので、その通りの結果だと思います。(4コーナー回っての手応えは)届くと思いました。難しい馬なので能力を出すことが難しいのですが、成長して精神面も穏やかに競馬をできるようになってきました。その点が最近の成績の安定につながっているのだと思います。何よりも今日ここの重賞を勝ち切れたことを褒めてあげたいですね」
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2着7-10 コスタボニータ(牝5、坂井瑠星・杉山佳明)
「すごく上手くいきました。牡馬相手に56キロを背負って、よく頑張ってくれました」
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3着8-11 ディープモンスター(牡6、浜中俊・池江泰寿)
「折り合いもうまくつきましたし、2着馬を交わすイメージで行きましたが、交わすことができず、後ろからも差されてしまいました。最後の差は斤量(ハンデ)もあったと思います。惜しかったです」
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4着5-5 ヴェローナシチー(牡5、団野大成・佐々木晶三)
「前回が久しぶりのレースで、自分も今回久しぶりにこの馬に乗って、だいぶ大人っぽくなったと感じました。ハンデも軽く、チャンスがあるのではと思っていました。レースは良かったですが、時計が速すぎました。使って良くなると思いますし、これからまた良くなると思います」
5着8-12 セントカメリア(牝5、幸英明・高野友和)
「折り合い重視の競馬をしましたが、折り合い面は厩舎の方が上手にやってくれていましたので、終いはしっかり伸びました。展開ひとつだと思います」
6着2-2 グランスラムアスク(牝5、永島まなみ・矢作芳人)
「スタートは出てくれましたが、周りが速くてあのポジションになりました。しまいはジリジリ脚を使っていたので、番手あたりで競馬ができればよかったです。申し訳ないです」
7着3-3 レッドランメルト(牡5、吉田豊・国枝栄)
「スタートで寄られてだめかと思ったけど、切り替えました。この頭数でも流れてくれましたし、ロスなく勝ち馬の後ろで運べた。最後は切れ負けかな」
8着7-9 ファユエン(牝6、菊沢一樹・勢司和浩)
「勝ち馬と同じ位置にいたけど、この馬には馬場が速すぎました。時計のかかる馬場なら違うと思います」
9着6-7 シリウスコルト(牡3、西村淳也・宗像義忠)
「初めて乗りましたが、返し馬で具合はよさそうに思いました。2着馬を見ながらでしたが、4角でいっぱいいっぱいに。これをいい経験にして、パワーアップしてくれれば」
10着4-4 メモリーレゾン(牝5、古川吉洋・長谷川浩大)
「レコードで時計が速すぎた。4角まではいい感じでロスなく回ってこられたけど、最後は一気に脚がなくなってしまいました。休み明けでしたからね」
11着5-6 テーオーシリウス(牡6、酒井学・奥村豊)
「最近はハナに行っても行きっぷりがよくなかったけど、今日はブリンカーで返し馬から雰囲気はよかった。ただ、ブリンカーが効きすぎて、(ハミが)抜けるところがなかった。力んでいたけど、ブリンカーで行く気になるのはいいこと。気持ちは切れていないし、道具を工夫してどこかではまれば」
12着6-8 コスモカレンドゥラ(牡8、和田竜二・粕谷昌央)
「時計が速かったです」
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推奨馬リフレーミング(1人気)は、スタート良く中団8番手追走。3~4角辺りから追い出されて直線で馬群を抜け出しゴール手前で先頭を走るコスタボニータを交わしてゴール!!
レースは、道中は後方に構え、直線で一気に各馬を差し切ったリフレーミング(1人気)が、2番手追走から一旦は抜け出したコスタボニータ(4人気)にクビ差をつけ優勝。さらに3/4馬身差の3着にディープモンスター(2人気)が入り、ほぼ本命決着!?
馬券は複勝1点買い的中!