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100の本質07 変えなくっても、いいんだよ。

どうしても、新しいことをしたくなる、どうしても、新しいことを提案したくなる。どうしても、ずーっと同じだと変化がないのではと、不安になる。そのとき、冷静に考えよう。自分たちが発信していることは、どのくらい届いているだろう、と。自分たちのイメージはどのくらい浸透しているだろう、と。よーく考えたら、実はそんなに届いていないし、浸透していない。なのに、コロコロと新しいことをしても、何の効果もないということを知っておきたい。イメージは広げるものでも、イメージは拡大するものでもなく、イメージは積み重なるものである。そのことを知っていたら、むやみと新しいことに手を染めなくても、使い続けるという選択がいちばん効果的であることは多い。もちろん、使い続けるアイデアは、長く使い続けることができる耐久力を持った“錆びないアイデア”でなくてはならない。とくに、広告量が多くない企業やコンタクトポイントをたくさん持てない業種では、続けていくということが大切だ。そこには見極めるための勇気が必要だが、正しい選択である場合が多いと経験的に学んできた。あまりに続けることばかりを主張するとアイデアを持ち合わせていないと思われないかと不安になったりするが、そのうちに効果が見え始めたら、そんな不安は消える。効果は目に見えるものばかりではない。まわりの評判や空気の変化で体感的に感じるものだ。
次々と新しいことをやっていくほうが、こちとらのビジネス的にはいいんだけど、けっきょく「ウインウイン」にならないことが多い。

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