楽しくないと続かない。
仕事を長くやるコツは楽しい企画をすることに尽きる。
そして、仕事をするひとが楽しく感じないものを見るひとが楽しく感じるはずない。
そういう信念でやっている。
最近やっている中で楽しい仕事のひとつ。
村上紙器工業所という貼り箱屋さんのホームページのコンテンツだ。
毎回BARにゲストを迎えて貼り箱屋さんのオーナーである村上さんと対談してもらうシリーズだ。
村上龍のリューズバーのイメージ。
村上さんの名前は村上誠。
龍と誠。似ているようで大違いだけど、BARで対談すると箱の話も随分違った角度から切り取ることができる。
このシリーズは長く続けたいし、長く続くような気がするなあ。
【ワシのブログより】
飲み会のような取材。
取材のような飲み会。
取材やインタビューも場所を変えてみると、面白い企画になる。
BAR好きの社長がBARでインタビューをやりたいと言い出したたことがキッカケではじまったシリーズ。
第二回は設計者のMさんをお招きしての対談。BARは今回も岸里の「ボトムアップ」。
家は箱だー。箱は家か?
そんなことで話を切り出してみたが、迷走しながらも最後はM上さんお得意の「パッケージはブランド価値を届けるもの」というところへ着地することができた。
熱が冷めやらぬ間に昨日プロットを書いた。
ま、ワシの場合、ここから時間がかかるんだけど(笑)。
ほかの取材記事もあるし、ライフスタイルエッセイもあるし。来週土曜日にはファシリティターなんて仕事もある。
思えば、コピーライターの仕事も、本来やっていたこととは違った遠いところへ来たものだ。
では、キャッチフレーズばかり毎日毎日書いていたころと大きく変わっているのか?
けっきょくはモノごとや対象を言葉でいったん一つのイメージとして大きくとらえて長文化するのか、イベントとしてコト化するのか。
コピーライターというのはコンセプターであり、視点の提供者なんじゃないのかしら。
それをクリエイティブ・シンキングというのなら、そういうことだろう。
デザイン思考もクリエイティブ・シンキングも言葉にしたら新しい思考方法のように見えるかもしれないけど、動向調査や分析に頼らずエモーショナルな揺れ幅の中でアイデアを考えるということではないのかしら。それが、マーケティング・シンキングに慣れたひとから見て新しく見えた。
そういうことなんじゃないのかな。
ということで、「箱BAR」第2弾、お楽しみに。
https://www.hakoya.biz/bar/