イタリア2018年3月20日(火)最終日。歩いて歩いて、ミラノが大好きになりました。おまけ:毎日パントーネ
(別ブログに過去投稿した記事です。少しずつ移行中です)
6時10分に起きようと思っていたのに、
結局6時半。
今日も幼馴染が朝ごはんを準備している音がします。
スペイン滞在中からのイタリア旅行も
今日が最終日。
この朝ごはんを食べ終わったら彼女ともお別れです。
バナナ、リンゴ、
ざくろ(飛び散って白い服に紫のシミが…)
ヨーグルト、パントーネ、チョコクッキー、
ホットミルク(後から濃いコーヒーを入れました)。
テーブルに並べられたいろいろを
片っ端から食べる、食べる。
全部おいしかったです。
外に出ると雨は降っておらず、
やっと晴れそう!
今日は、まずドゥオモに向かい、内部を見学。
聖母マリアに捧げるため、
1386年の着工から約500年かけて完成させたそうです。
着いた時刻は朝8時頃で
並ばずスイスイ入れましたが、
そのセキュリティーチェックは
飛行機に乗る時より厳しいくらいでした。
カバンの中も全部チェック。
中に入ると、ただただ広く、天井が高く、
よく見ると柱に聖人像が何体も。
ガイドブックによるとその数、
約3500体だそうです。
2月5日に日本を発ち、
ドバイの「ブルジュ・ハリファ」に始まり、
ヴェネチアのサンマルコ寺院、
今来ているミラノのドゥオモ、
そして滞在先であるセビージャの大聖堂など、
いろいろな建築物を見て感じたのは、
人が何かの信念をかけてものをつくりあげる
ものすごいパワーです。
新旧問わず、
圧倒されました。
拝観し終わって、まだ9時前。
そうだ!「最後の晩餐」の教会に行こう!
と思い立ちました。
実は、
ネットから予約をしようと試みていたのですが
もう数ヶ月先までいっぱいで諦めていたのです。
でも、稀に当日駆け込みでも入れる
という情報もあったので一か八かかけてみることに!
まあ、結局、入れなかったのですが…。
窓口で当日入場は可能かたずねると、
「夕方4時45分以降ならOK」と言われたものの
その頃には飛行機の搭乗ゲートに
いなくてはならず、無念です。
建物の外観だけ堪能して、
近くにあった古そうで素敵なカフェに入店。
ここが大当たりでした!
壁の白、陳列棚のくすんだ緑色、
そして天井の木材のコントラストが美しい店内には、
朝の光が差し込んでいます。
イタリアの伝統的なお菓子も可愛らしく陳列されていて
なんともヨーロッパらしい光景。
観光客らしき姿はなく、
通勤途中の人など、地元の人でいっぱいでしたが
私もミラノっ子のふりして
カウンターでカフェマキアートを味わいました。
今回イタリアで飲んだ中で、一番美味しく感じました。
そのあとナヴィリオという運河の街を散策したものの
いまいちパッとせず、
早々に引き返し、お昼ご飯。
どうしても「ミラノ風カツレツ(仔牛)」が
食べたかったのですが、
残念ながら時間の余裕がなく、
チキンのカツレツが挟まったパニーノで妥協。
でも薄い衣がサクサクで満足でした。
荷物を取りに滞在先の幼馴染宅に戻ると、
旦那さんがいたので
「さようなら」と「ありがとう」を。
「今度来るときは一緒にトリノに行こう!」と
言ってもらいました。
ほんとにそんな日が来るといいなと思います。
親愛なる幼馴染は今頃職場で
忙しく働いているのでしょう。
彼女は夜な夜な、
「本当はこんな時間に食べちゃいけないね」と懺悔しつつ、
クッキーやクルミをかじりながら
赤ワインをおいしそうに飲んでいました。
ケータイでLINEやネットをチェックしては
時々ニヤッと笑ったり。
異国で2人の子供を持つ彼女にとって
家族が寝静まったひとときは
きっとかけがえのない小さな時間。
どうかこれからも元気でたくましく生きていってねと
エールを送ります。
帰りの機内からは、残雪を抱えた山々が見えました。
何山脈だろう?
明日からまたスペインの日々です。
★こぼれ話★
幼馴染の義理のお父さんお母さんから
「ぜひこれを食べて!」といただいたのは
イタリア特有のパン「パントーネ」。
その重さ、なんと、3キロ。
義理のお父さんの親戚か親友が
自然発酵で作ったものらしいです。
嬉しいですが、
3キロは無理ですということで、
半分の1.5キロ。
「おいしかったです!」と
幼馴染に伝えてもらったら
結局もう半分の1.5キロも頂戴することに…。
「お願い、持っていってー!」と幼馴染も言うので、
カバンにこれでもか!と詰めて
頑張って持って帰りました。
以来、毎朝パントーネを食べ続けています。
まだまだあります…。