ワイキキで3日間の現実逃避
著者: 六甲もこ
ホワイト・サンズ・ホテル再訪
ハワイでは今日はメモリアルデー(戦没将兵記念日)の祝日です。土曜日からの3連休、我が家はワイキキの小さなホテルに皆で泊まって、昨日は義弟の誕生日を祝いました。
ホテルはこちらの記事でも書きました、ワイキキの隠れ家ホテル「ホワイト・サンズ・ホテル」。ミッドセンチュリーモダンがテーマの古いホテルですが、部屋は綺麗に改装されているし、人々がとても親切でハワイの良さが凝縮されたようなホテルなのです。
ここに親族一同がほぼ貸し切り状態で宿泊。米本土のバージニア州から義母の姉と義妹、コロラド州からもう一人の義妹と孫、そしてオアフ島とハワイ島からもたくさんやって来ました。
先程から義弟、義妹などと言っていますが、長男の私の夫は、実のところ私よりかなり年上なので、義弟も義妹も皆私より歳上です。
普段義母の介護を担当している私たち夫婦ですが、義母は今回は実の姉と娘たちとコネクティングルームで同室です。コネクティングルームの一室はADA仕様(バリアフリー)となっており、義母の車椅子もラクラク取り回せて便利でした。私たちはプールサイドのお部屋で、久しぶりにゆっくりと過ごすことができました。
超豪華ゲストがずらり、義弟のバースデー
今回の休暇のメインイベントは、義弟の還暦祝いでした。ハワイでもローカルのファミリーは日系人の影響もあり、還暦を祝う事が多いのです。
パーティーはプールサイドとその周りのレストランを貸し切って行われました。パーティーのテーマは漂流者。ドレスコードはミッドセンチュリーモダン又はトロピカル。
わたしも昨年惜しまれつつも閉店した「イオラニ」のドレスを着て行きました。パーティーの趣旨にピッタリでレイを幾つかかけるととても引き立ちました。もう手に入らないので、これからも大切に着ていきたいものです。
義弟は画家をしているので、音楽界やフラ界にも友人が多く、パーティには豪華ゲストが駆けつけてくれました。
司会担当はハワイの超有名MCのキモ・カホアノさん。クムフラの奥様も一緒にたくさん踊ってくださいました。
歌のゲストはマウナルアのリーダー、ボビー・モデロウ。ポルトガル系繋がりで義弟と仲が良いのです。
続いてタヴァナ。一人で幾つもの楽器を演奏しながら重厚な音を作り出す彼の音楽は、オリジナリティに溢れて、格好いいの一言。「朝日のあたる家」などのスタンダードナンバーを独特のアレンジで歌い上げる姿はとても渋くゾクゾクしました。
因みに今までいちばんカッコいい朝日のあたる家は、ちあきなおみさんバージョンだと思っていたのですが、タヴァナバージョンも甲乙付け難いほど良かったです。
アップテンポの曲では皆立ち上がってダンスしまくりでした。そのうち踊りながらプールのまわりをグルグル周回し出し、その行列には1歳の姪の子どもから96歳の大伯母までが加わっててビックリしました。
その後はファイヤーナイフダンスも登場。ローカル100%の雰囲気の中、遅くまで盛り上がりました。何回「ハナホウ!(アンコール)」と叫んだことか。ここ数年はパーティーの機会もずっと無かったため、このような雰囲気は久しぶりで、少し気を付けつつも家族そろって楽しいひとときが過ごせて、本当に嬉しかったです。
ワイキキのマスク率の低さよ…
ワイキキではマスクを付けている人はほぼ見かけませんでした。私が働くダウンタウンのマスク率がほぼ90%ぐらいなのに対し、このワイキキの状況は果たして同じ島なのかと目を疑ってしまいましたね。
ツーリストの方々は、ほぼノーマスク。米本土の人がマジョリティですが、韓国の若い人々も本当に多かったですね。かなりの活気で、どこのお店にも長い列が。日本の人はほとんど居られなかったのは残念ですが、近々又たくさんの方が帰って来られる事でしょう。
マスク皆無のワイキキで3日間過ごして、最初はかなりの違和感を覚えましたが、段々と慣れてくると、案外大丈夫なのかも、なんて。何はともあれ、楽しい週末となりました。明日からはまた現実に戻って、仕事と介護、がんばります。