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夫の祥月命日

2024年3月2日

今日は、夫の祥月命日です。
もう20回忌、19年も経ってしまいました。
あっという間だった気もします。
ただ、春先のもぁーとした暖かさや匂いが何年経っても、寂しさや悲しさを思いださせます。
今朝は、冷たい朝で良かったと思ってしまいました。

そして、目覚めた時ラジオから仲代達矢さんが能登の方々へ春日太一さん著作の橋本忍さんの伝記の中の一節を朗読されていました。
聞き写しなので間違っているかもしれませんが、夫の祥月命日に聴けた事に感激しています。

人は生まれて生きて死んでゆく
その生きてゆく間が人生である
人生とはなんだろう
あたかもそれは
賽の河原の石積みのようなものである
笑ったり
泣いたりしながら
皆それぞれ
自分の石を積んでゆく
ところが時々
自分達の力ではどうしょうもない

災難
その他がやってきて
金棒で無慈悲に
その石達を打ち崩す
人間はその度に涙を流す
表面的な涙だけではない
心の中が
いや
身体全体までが
涙で充満する
そして
嘆き
悲しみながらも
また石を積み始める

仲代さんの人間性の高さを感じる朗読で素晴らしかったです。

夫が生きれなかった年月を生きてこれたので、これからも日々大切に生かされたいと思っています。

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