宮崎はテニスの聖地になる
軍隊で初めて予防接種を導入したのは、フランスの英雄ナポレオンです。
砲兵出身のナポレオンは、医学に大変関心を持っていました。
ナポレオンは、徴兵制を導入し、国民から多くの兵士を集めました。
その際に、免疫のある人、ない人など千差万別の状態の人が集まりますので、感染症が発生するリスクが高まります。
ナポレオンは、英国の医師ジェンナーが開発した種痘を、世界で初めて軍隊に導入しました。
英国は敵国でしたが、ジェンナーには記念のメダルを贈り、種痘法の発見を称えています。
また、ナポレオンは、軍隊で初めて体系的軍医組織を確立しました。
それまでは軍医は、町の開業医を臨時に雇って従軍させていました。
軍籍もなく、馬も与えられず、平時になればさっさと解雇されました。
当時は、ジュネーブ条約もないので、軍医は一般の戦闘員と同じ扱いをされており、大変危険でした。
ナポレオンは、士官のように軍で採用して、軍の組織内で階級が上がっていく仕組みを構築したのです。
ナポレオンの軍医団で有名なのが、軍医団長をしたラリー男爵です。
戦場で傷病兵を安全な場所に後送して治療するための馬車を創設しました。
これが現在の救急車の始まりです。
また、トリアージを考案しました。
ラリー男爵は、敵国からも尊敬される軍医でした。
英国のウエリントン将軍は、ラリー軍医がいる方角への砲撃をやめさせました。
ラリーは一度プロシヤ軍の捕虜になり死刑の判決を受けますが、プロシヤ軍の軍医によって助けられます。
ナポレオンの率いるフランス軍は、当初は破竹の勢いで、他国軍を撃破しました。
しかし、周辺諸国もフランス軍の組織を学習して、同様のものを構築したので、なかなか勝てなくなります。
最初は圧倒的だった商品も、ライバル会社にまねされると差がなくなり、売れなくなるのと同じ現象です。
チキン南蛮、レタス巻き、辛麺、チーズ饅頭など、宮崎県は新商品の開発力には定評があります。
しかも、他県の業者から、まねされても圧倒的な優位を保っているところが凄いと思います。
宮崎の優位性は、2月の晴天の多さです。
その晴天を求めてプロ野球では5球団が宮崎でキャンプをします。
まさに日なたの県。
ライバルは沖縄県さんで、暖かさでは負けますが、食事では圧倒的に宮崎の勝ちでしょう。
肉は牛もブタも鶏もトリプルAです。
野菜も美味しく、魚介類も美味。
野球が、WBCで優勝したように、縁起もいい。
もはや、他県の新規参入は難しいでしょう。
今後は、スポーツのインフラとソフト整備が重要です。
宮崎のラグビー場の芝は、オランダ芝で、ワールドカップと同じ仕様になっています。
新設されるテニスコートは12面、全豪オープンと同じコートで、しかも半分は屋内施設となるとのこと。
今までのテニスの聖地は、東京の有明でしたが、完成すれば宮崎に移るのは間違いありません。
宮崎の民放テレビ局では、スポーツキャスターが別枠で採用されているそうです。
2月に宮崎にキャンプが集中するためだとのこと。
医学や公衆衛生の面でも、スポーツを応援できるといいと思います。
スポーツ医学は、今後の宮崎の発展の鍵を握っているといってもいいでしょう。
宮崎からスポーツ医学のドクターをめざしませんか?