2021年に触れた映画を振り返る
今年観た映画は45本でした。来年の1~8月では60本観ることが目標です。
今年印象に残った映画ランキング
1ショーシャンクの空に
2ノマドランド
3戦場のメリークリスマス
理由
1 「希望」の大切さを理解できた。
2 就活で行き詰まっていたところに一つの解を与えてくれた。
3 人の想いや愛の美しさを感じることができた。音楽も素晴らしい。
ノマドランドを観た感想
自分と重ねてみてしまった。
(実はキャンピングカーで生活したいと思っていたことがあった。)
自分の中でもやもやしていたことをうまく引き出して言語化してもらった気がする。
誰もが悩むことかも。
みんないろんなきっかけで悲しさや虚しさを持ってノマドになる。
お金も必要だし、1人では生きられないという現実に本当は気がついている。
だけど心が追いついていないし、心を騙す気もない。
お金について。
心を大切にするか、現実を大切にするか
2つは相反することが多い気がする
誰のために働きたいか、誰に価値を提供したいか、提供するべきかって考えた時、優先度が高いのは物質的に困っている人だと思う。
だけど、現実的には富裕層相手に商売をする方がお金は多くもらえる。
本当は他にするべきことがあるんじゃないか、と思う心に蓋をしてお金を選ぶ。
でもそれって物質的に豊かな人をさらに物質的に豊かにして、心の豊かさを失わせているような気がする。
お互いにとっていいことが無いんじゃないか。お互いに足るを知らないと。
(最近関わっている人を見ていて、本当に賢い人、若い人?はそんなことをしていない気もしてきている。)
個人的な話だが、今まで自分を騙しながら上を目指していたが、年収の高さに関してはリターンが小さいように思う。
年収750万を超えると、年収の高さと幸福感は比例しなくなるらしいし。
人を助けたいという心を優先して生きる方がいいかもしれない。
どう不条理な世の中と折り合いをつけるか。
何を大事にするかは人によって異なるけど、それを考えさせられる映画だったなと。
最後に1人では生きられないことについて。
自分で自分を満たすことも、人に満たされることも両方必要だと感じた。
誰かの役に立ち、人に見たさらえることを、偽善者だとか承認欲求が高いとか言い、自立すべきだと、否定する風潮が強くなっている。
しかし自分の価値を決めるのは本当に自分なのか。
誰かに必要とされることで、その場で必要なことができることで初めて、存在意義が明確になると感じている。
ノマドのことを、
「勇敢で正直なだけ」
という場面があった。
正直ではあると思う。勇敢かはわからない。
蓋をした心を抱えながら現実を生きることを、逃げだと両断はしない、勇敢だと思う。
同様に、心にとことん向き合うのも勇敢だと思う。
人生悩んで苦しむのも楽しみの一つだなと改めて感じた。
ロードムービーだから観に行こ!と思ったけれど、想像以上にいい作品だった。
ノマドランドのポスター 出典 https://filmarks.com/movies/92087
写真 増上寺付近(無断転載はご遠慮ください)
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