英検1級面接レポート
こんにちは。
お久しぶりです。
いもほりです。
2024年11月10日に英検1級2次面接試験を受けてきました。今の気持ちを忘れないうちに書き残しておきたいと思います。何か参考になれば嬉しいです。
当日の様子
会場には受付時間の45分前に到着。待ち時間は、主張と具体例を書いたまとめノートを見ながら小声で英語をつぶやいていました(明らかに怪しい人ですが、みんな受験者なので全く気になりませんでした笑)
控室に着いてからは、ノートと面接大特訓のフラッシュカードを眺めてポイントの最終確認をしました。
その後面接室の前に移動。椅子で待っている時には、「はぁ〜」と緊張が声に出てしまいました。
お隣の方に「緊張しますよね」と笑顔で言ってもらったおかげで、気持ちがほぐれました。この方も私も力を発揮できますように!そんな仲間意識が芽生えました。
面接の感想
2回目の挑戦とはいえ、緊張しました。
詳しくは伏せますが、
面接官の方々はこちらの緊張を十分理解して、笑顔で話しやすい雰囲気を作ってくださいました。おかげで、前回よりは伝えたいことを伝えられました。
トピックカードを裏返した直後の恐怖の時間は健在でした笑 あの1分間に慣れる日はいつ来るのでしょうか。
その後、スピーチが始まってしまえばインタラクション終了の時間まであっという間でした。
結果は、期待は出来ないけれど、望みは持ってもいいのかもしれないという感じです。たとえ今回ダメでも、次に繋がる良い経験になったと信じています。
前回→今回の変化
前回
自己紹介なのにしどろもどろ
今回
自己紹介も言うことを考えて言ったので、前回よりは自然に受け答えができました。面接官の方々を笑わせる余裕も出ました(優しさから笑ってくれただけかもしれませんが、良い雰囲気になりました)。
前回
1分間の準備時間。得意な分野がなく、トピック選びに時間をかけているうちに終了。ほぼ理由が思いついていない状態でスピーチを始めることに。
今回
トピック選びは10秒という教えを守るため、キーワードだけ拾い読みし、いけそうなトピックをすぐに決めました。なので、最後までトピックは読んでいません。その後の50秒で理由2つを考えました(具体例、単語、表現まで考えておければよかったですが、そこまでの余裕と時間はありませんでした)。
前回
緊張のあまりスピーチはイントロ以外グダグダに。長時間の沈黙もしてしまいました。
今回
内容はともかく、2つ理由が言えました。とにかく止まらずに話し続けました。
前回
インタラクションで、本当にトピックを分かっているのか?という知識を試す質問をされ、自分の知識不足が露呈し、全然答えられませんでした。
今回
やはり今回も面接官の方々の質問には引っ張られつつも(相手に話を合わせてしまうクセがあるので。恐らく多くの日本人がそうかと)、相手の質問を理解して答えられました。
面接の勉強を通して痛感したこと
・そもそも社会問題にあまり関心がないこと
本当に恥ずかしながらですが、言葉にしてしまうとコレです。面接を機に日本語でも英語でもニュースや本で勉強しましたが、夫から「え、そんなことも知らないの?」と言われることもしばしばでした。(最初は変なプライドからちょっと落ち込みましたが、すぐに「ぜーんぜん、知らないのよー。教えてくれる?」と言えるように)
・自分の意見がない、持っていたとしてもそれを誰かに話すのはハードルがとてつもなく高いこと
和を尊びなさいの教育で育ったので(特に家庭)、相手と意見が異なることを必要以上に恐れてしまい、英検の試験とわかっていてもこの考え方を変えるまでには時間がかかりました。
・上2つのこともあり、とにかくスピーチがキツイ(お題を予め渡されて練習していくスピーチ形式ならいいのに…)
約3ヶ月の勉強期間で取り組んだこと
・英検特化のオンライン英語レッスンを受講。教養を学びながら直前期は模擬面接もしてもらいました。記事要約と英作文の宿題を毎回出してもらったおかげで力も少しずつついたと思います。
・英作文を書き、チャットGPTさんに添削依頼。まずは自分で大枠だけでも書き、それをベースに直してもらいました。
・面接大特訓を読む(苦手分野は捨てる)
・調べてノートに主張と具体例をまとめる
・音読する
・1分でトピックを選んで考えてスピーチする
・有名な先生のYouTubeを見る
など。
自分に起きたポジティブな変化
・社会問題や様々な意見に触れる機会が増えたことで、世界に目を向けるように。世界で起きていることをもっと知りたい、伝えたいと思うように。
・英語を学ぶ意味がより明確に。英語をツールとして生徒さんや息子たちをもっとハッピーにしていきたい。英語を教えるのも好きだけれど、英語を使って何かしたいと思うように。
・少し人に優しくなれた(笑)
英語を指導する立場なら英検1級は持つべきという思いがあり、自分に厳しくする分、人にも厳しくなっていた部分がありました。出来ない、話せない、受からない、そんな失敗とも言える経験を短期間にたくさんすることで「失敗したって大丈夫」「また自分らしく頑張ればいい」と思えるようになり、人に対しても自然と優しくなりました。
新幹線の到着時間が迫ってきたので、最後は急ぎ足になりました。資格取得の経験も、それまでの過程も素晴らしい経験になりますように!読んでくださってどうもありがとうございました。