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この一年のこと。
えい、と送信ボタンを押した。
電波と呼ばれる、いまだ見たことないそれに乗って、私の言葉が飛んでいった。
さみしさと、妙なすっきり感だけが残る。次に、悔しさがきた。
なぁんだ、私って全然書けてないんだなぁ。そう思いながら、それでも今年のタスクをすべて終えた気がして、布団へと潜り込む。
眠りに落ちる瞬間、まだ栗きんとんを作っていないことに気づいた。
○
ということで、栗きんとん用のお芋さんを湯がきながら、こんにちは。年の瀬、いかがお過ごしでしょう。
この三か月ほどなかなか余裕がなく、毎月していた月刊まとめも(記事数が少ないということもあり)おさぼり気味にしていました。
年末ですし、ここでひとつ、この一年のまとめでもしようかと思い、キーボードを叩いております。
noteを始めたのが去年の12月なので、ちょうど一年と少しになります。6月あたりまではほとんど毎日更新していたので、今思えば頑張っていたなぁ、私。
この1年をまとめると、だいたいこんな感じ
12月:noteはじめる
1月:書いたり、草木染をしたりする
2月:下宿を引き払い、完全に実家へと戻る
3月:cakesコンテストに応募する
4月:智春さんと往復書簡をはじめる
5月:藍を育てる
6月:cakesコンテスト佳作受賞
7月:何を書けばいいんだろうと思い始める
8月:憂鬱になる
9月:minneで販売を始める
10月:大学院に復学
11月:発表地獄
12月:発表地獄と、文芸誌。それから小説
10月からは発表づくりに追われてあまりnoteを書けてないなぁと改めて思います。時間があっても、気力がないといいますか。
それから、noteではご報告していなかったのですが、あおいさん主催の文芸誌「夜をおよぐ」に参加させていただきました。
『夜をおよぐ』
— 夜を泳ぐ (@rpO68BrEF3oV9dy) December 16, 2020
夜のほうが呼吸が楽なひとたちで編んだ文芸集です。本日より試し読み、購入ができますのでぜひ。https://t.co/vqfg6U5cU5 pic.twitter.com/03EH6ND9f6
こちら、noteで告知しようと思っているうちに完売してしまったので、すごく今更なのですが、個人的にすごく大きな出来事なので、ご報告です。ちなみに、私の巻頭エッセイが全文試し読みできるので、ぜひ。
文芸集『夜をおよぐ』に寄稿させていただいた『無花果と夜ををゆく』、全編試し読みです。 pic.twitter.com/OcfcpawH5z
— 帆風はつか (@namakedou) December 17, 2020
つい先日、「夜をおよぐ」が手元に届き、文字が重さを伴って手の上に乗る不思議を感じておりました。1年前、noteを始めていなければ、作られることのなかった御縁です。そう思うと、この1年、とてもいろいろな方と関わらせていただきました。読んでくださる皆さん、やりとりしてくださるすべての方に、ありがとうございます。
○
それから、年末の最後の発表が終わってから1週間、投稿するための小説を書いていました。一万三千字の短編。そんなに長くないのに、四苦八苦。
書くことって、すごく遠くて、ややこしくて、苦しくて、でも楽しいことなんだなぁ。そんなことを感じた一週間でした。
昨晩メールで投稿し、これであとは栗きんとんを残すばかり。
正直全然、しっちゃかめっちゃかで、満足いくものが書けたなんてことはなくて。だけど、これが今の私の現在地。
書くこと、作ること、学ぶこと。
来年の私がどこにいるのかわからないけれど、ここよりもう少し遠いところに行けることを願って。
ちがうな、願うんじゃなくて、遠いところへ行きます。
そんな小さな覚悟とともに、大みそかです。
良いお年をお過ごしくださいませ。
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