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ナガサカ3

第1話 どう言う事?

ハルカが「ん?重たい」と目を開けると、そこには英一が「あ、はよ」とハルカの洋服によだれをつけた。

ハルカが「にゃー。何するの?」と英一を睨んで居た。

英一が「何だ?全く人が家に住まわせてやって居ると言うのに、その態度は無いだろう」とハルカに怒って居た。

ハルカが「だって、この洋服は1番に英一から貰った物だもの」とハルカは涙を堪えて居た。

英一が「あー、悪かった。悪かった」と雑巾で洋服を拭いた。

ハルカが「どうせだったら、タオルで拭いて欲しかった」と英一にわがままを言うばかりで、英一は「じゃ、好きにしたら良いだろう?もう、お前の面倒は見切れない」とハルカに気持ちをぶつけた。

ハルカが「望むところだよ。どうせ、私以外にも良い女がいると思って居るんだから」と膨れて英一のアパートのドアを思いっきり閉めて出て行った。


英一が「やっぱり言い過ぎたかな?俺のばかばか」と頭を叩いた。


カノカが「何?何か朝から騒がしいんだけど?」と隣の部屋から顔を出した。


英一が「知らねーよ?俺が悪いわけじゃ無いんだからな」とカノカにも不機嫌な顔をして学校に向かった。


ササミが「おはよう。英一さん。今日は、ハルカさんは一緒じゃ無いんですか?」と英一に声を掛けた。

英一は「知らないね。あんな奴。何処にでも行って、好き勝手やっていれば良い」とハキハキとハルカの悪口を言って居た。


ササミが「もしかして、ケンカですか?あまりケンカしては、ハルカさんも可哀想ですよ」と英一の耳元で囁いた。

カノカが「もう、良いんじゃ無いの?喧嘩したければ思う存分、喧嘩すれば良いんだから」とササミに返事をした。


ササミは「そうですね?喧嘩は犬も食わないと言いますからね」とカノカの返事に答えた。

カノカが「よくことわざを知って居るわね?」と驚きを隠せなかった。

ササミが「それほどでもありませんよ」とカノカの返事に答えた。



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