君とのおもひで
第4小節 付き合うこと
「千晴、何処にいるの?」と七海が、こちらに近づいて来た。
千晴が「こっち来て」と手招きをして、奏が「分かった」と声を掛けた。
2人で隠れて横で見て居たが、千晴の姿がなく、七海は諦めて帰って行った。
千晴が「2人で話している姿を見たら、流石にやばかったかも」と奏に返事を返した。
奏が「確かになー。でも、他の店に行くと2人で話して居たらバレていたな」と声を上げる。
千晴は「とにかく付き合うって言う事は一大事で1番に成る程のメインイベントな訳で、本当に奏くん、それが何なのかわかっていってるの?」と奏を驚いて見て居た。
奏が「そうだよね?僕は何も分かって居なかったかもしれない。でも、このチャンスを逃したら次はないと思って居るしさ」と千晴に返事をした。
千晴は「そう。でもわたしは、もう少しこのままで居たいかな」と外の景色を眺めて居た。
奏は「そうなんだ。僕は、千晴ちゃんと幸せになりたいけどな」と話し掛けた。
千晴は、「ありがとう。そう言ってくれる人は、奏くんだけだよ」と返事を返した。
そうして、奏と千晴は末長く幸せに暮らした。