夜 小説
道也が「咲?何処にいるんだ?」と真っ暗闇な教室に佇んでいた。
咲は、遠くの廊下を歩いて居ると、横から「ふぁー」と微かに吐息が聞こえて過って(よぎって)いった。
道也が、「咲?」と呼びかけると、そこには大きな鏡があって、道也が「何だ?鏡か?」と懐中電灯を下に向けた途端、大きくヒューーと言う風が吹いた。
道也が「咲居るのか?」と懐中電灯を持って、手鏡を持って、見つめて居る咲の後ろ姿が見えた。
道也が「何だ?咲こんな所に居たのか?」と呼びかけると、その女性の顔は真っ白で、こちらを見ていた。
道也が「うわーー!!何でこんな所に、のっぺらぼう」とびっくりして教室から出て行った。
咲は、廊下の下で、座り込んで居ると微かに女の子の声であーそーぼうと言う声が聞こえて来た。
体育館に行くと、その子の声が間近に聞こえて来て、その女の子の目からは血が垂れ流され、青白い顔がこちらを見つめていた。
バスケットボールを体育館の廊下で跳ねていて、ドリブルしたら体育館のゴールにボールが入った。
そして、咲は体育館を出て行って、走って行くとその先に道也が居て、2人で学校を後にした。