日本クラブユース選手権関東大会 ノックアウトステージ1回戦 vs横浜FC
5/25(水)クラブユース選手権関東大会のノックアウトステージ1回戦が行われました
4月に行われた予選3試合で横河武蔵野FCはグループステージを2位で通過し、本日からノックアウトステージが始まります
このノックアウトステージを2回勝つと7月末に行われる全国大会へと駒を進められますが負けると終わりの一発勝負
予選リーグとは違いこのノックアウトステージからはプリンスリーグ・プレミアリーグに所属しているチームも登場してくるため簡単な試合は1つもありません
チームはゴールデンウィークのリーグ戦を最後に約3週間をこの日の試合のために費やしてきました
この期間、うまくいかないことも度々見受けられたましたが少しずつ練習の質の部分や雰囲気が上がってきて仕上がりは順調
本日の相手は横浜FC
プレミアリーグEASTに所属するチーム
今年度のプレミアリーグでも青森山田高校に勝利を収めるなど間違いなく強いチーム
場所は横浜FC・LEOCトレーニングセンター
完全アウェイの中での試合
平日開催ということもあり選手は学校終わりにグラウンドに集合し、各自の準備とチームの準備を並行して行います
いつも通りミーティング
そしてウォーミングアップ開始
独特の緊張感はありましたが選手たちの表情は自信に満ち溢れており気合が入っています
少し風があり肌寒くなっていく中、18:00キックオフ
試合開始3分、待望の先制点を横河が奪います
相手陣内浅いところからのロングスルーパスに反応したサイドハーフの選手がダイアゴナルの動きで抜け出しキーパーとの1対1を制し1-0と早い時間でリードを奪います
その後は相手に押し込まれる時間帯が続きますがボールを奪ってからのカウンターでいくつかチャンスを作る場面もあり一進一退の攻防が続きます
その中、前半38分左サイドを突破された選手をペナルティエリア内で倒してしまいPKを取られます
これを決められて失点
1-1と振り出しに戻ります
前半終了
1-1でハーフタイムに入ります
選手の表情は良く、ポジティブな声が聞こえてきます
まだまだいける!と選手が自信を持っている姿勢が印象的でした
後半開始
後半開始8分
コーナーキックのこぼれ球をペナルティエリアの外からミドルシュート
一度はキーパーに弾かれるもこぼれ球を流し込み横河が勝ち越しました
その後も相手ペースで試合が進みます
足を攣る選手が時間の経過と共に増え、次々と交代選手をピッチに送り込み流れを引き戻したいところ
そんな矢先の後半27分
相手のミドルシュートを一度はディフェンダーがブロックするもののそのこぼれ球を再びミドルシュートを打たれ失点
その後は防戦一方の展開
横河ゴールキーパーが何度もファインセーブを連発し、ディフェンス陣も身体を張ったプレーが得点を許しません
ピッチ上の選手はもちろん、サブ組の選手も声をかけ合い仲間を鼓舞し続けていました
チームの一体感をものすごく感じました
なんとかこのまま2-2で後半終了
勝負はPK戦へと続きます
足を攣ってる選手へのストレッチをサブ組の選手が率先して行うなどして少しでもいい状態でPK戦に臨めるように準備を進めていきます
そして運命のPK戦へ
先攻:横浜FC
後攻:横河
最初の2本ずつをお互い決め迎えた3本目の相手のキックを横河キーパーがビックセーブ
しかし、横河3人目のキックが枠外に飛び失敗
4本目、相手のキックが成功し迎えた横河4人目のキックはまたもや枠外へ
最後、相手5人目に決められその瞬間、敗退が決定しました
なんとも残酷な結末になってしまいました
選手たちはこの試合を通じて大きく成長したと感じました
試合を通してハードワークし続け、プレミアリーグの相手によく頑張ったと思います
全国への道が閉ざされてしまいましたがまだ彼らには『T1リーグ昇格』というもう1つの目標があります
その目標を必ず達成できるようまずは約3週間後のリーグ戦に向けてまたしっかり準備していきたいと思います