集客の2大要素
集客にずっと困っている人は、そもそも「集客とは何かを」を理解していないばかりに、自分の性質上、どんなプローチで集客するのがベストかがわかっていません。
ちなみに、上手くいっている人も、実は無理をしていて、長く続けられないアプローチをしている人も少なくないんですよね。
集客って、ビジネスによってもアプローチは変わるんですが、それ以上にその人の向き不向き、得意不得意、もっと言うと性格によって変わるんです。
集客には「求心力」と「露出」という2大要素があるんですが、さらに細分化していくと、自分は今どんなアプローチをしているのか、それは自分に向いているのかどうかがわかります。
1つ目の要素である「求心力」から言うと
❶ ぶっ飛んだコンセプトを掲げる
❷ 一目でわかる良い商品(サービス)を作る
❸ 強烈なキャラを演出する
❹ 見た目(容姿)で勝負する
❺ 面白い(interesting)ことを書く
という5要素があります。
そして、もう1つの要素である「露出」には
❶ バズらせる(or炎上させる)
❷ 有名人に引っ張り上げてもらう
❸ トレンドやゴシップを追う
❹ 広告を出す(紹介してもらう)
❺ コミュニケーションを取りまくる
という5要素、合わせて10の要素があるんですね。
もちろん、それぞれをさらに細かくしていくことができるので、それに関してはまた書こうと思いますが、マーケティングが「コンセプト × 集客 × プロモーション...」といくつもの要素で構成されているように、またそれぞれの要素にもいくつも要素があります。
今回書いているように、集客は「求心力 × 露出」、コンセプトは「ターゲット× プロセス × 目的地」というように、分解して考えていくことで、やることが明確になり、自分の強み、弱みが見えてくるわけです。
今回の話で言うと、求心力において「❷ 一目でわかる良い商品(サービス)を作る」があれば、ぶっちゃけ他の要素はいらないんですね。
もちろん、組み合わせることで効果は高まりますが、これが究極じゃないですか。
ただ、例えばコンサルのような無形のサービスにおいて、「一目でわかる」というのはほぼ不可能なので、他の要素で補填していく必要があるわけです。
これは、ブログにせよSNSにせよ同じです。
良い商品やサービスがあったとしても、それを一瞬で伝えるのが難しいので、コンセプトがわかるコピーを考えたり、その商品の必要性を伝える面白い記事を書いたり、目を引くようにキャラを演出したりする必要があるんですね。
とはいえ、「求心力」を高めても、誰にも見られなければ集客はできないので、見つけてもらうための施策、つまり「露出」が必要になるということです。
で、最初にも言ったように、人それぞれ向き不向きがあります。
例えば、「求心力」において、商品の良さを瞬時に伝えるのは難しい、でも自分を偽るキャラ作りはしたくない、でもナチュラルではこれといったキャラの強さはない、という場合、できることって限られてきますよね。
人を惹きつける強いコンセプトを作って、面白い発信をするしかないわけです。
これは「露出」に関しても同じで、炎上したくない、でも権力者に媚は売りたくない、流行りを追って疲弊したくない、となると、広告を出すか、いいね周りやコメント周りをしまくってコミュニケーションを取りまくるしかありません。
何がしたいか、何がしたくないか、何ができるか、何ができないか、何ならがんばれるか、何ならがんばれないか、などによって取るべきアプローチが変わってくるということです。
集客が上手くいっている人は、これらの要素のどれかが突出しているか、複数の要素を高次元で掛け合わせているかのどちらかです。
極論、キャラがぶっ飛んでいて、炎上させるのが得意であれば、ゴミのような商品でも売れるんですよ。
情弱から搾取する系のインフルエンサーなど、そういう人を目にすることは何度もあると思いますが、このアプローチはリピートのされようがなく、常に摩擦を起こすことが必要になるので、短命で終わるのは言うまでもなく。
僕を含め、凡人が集客をする場合は、全ての要素を掛け合わせ、無理偽りなく少しずつ全てのレベルを上げていくというのがベターです。
そして、やりながら配分やバランスを変えていくと。
良い商品(サービス)ができ、良い情報発信ができるようになったら、偽りのない自分らしいキャラを伝えて「求心力」を高めていき、「露出」に関しては広告を回したりツールを走らせるなどですね。
集客アプローチは、自分の性格の変化や時代背景、ビジネスの特性、市場の変化、集客コストなどによって、変化させていくものではあります。
が、自分の特性、ビジネスの特性を理解し、特定の要素を尖らせるか、バランスをとりながら全体を底上げしていくかは、ある程度最初に決めて動き出しましょう。