心に引っかかる選択肢
今日の帰り道、自転車を漕いでいた私は一人の少女に目がいった。
少女はおそらく小学校低学年ほどで手提げカバンを肩にかけ、私と反対の歩道を一人で歩いていた。
押しボタン式の信号がある場所だった。
私が信号を渡り始めると同時ぐらいに、その少女が信号のボタンのある電柱に近づいた。
ボタンを押したように見えた。
予感はしたが、確信はもてなかった。
そのまま少女は私とは反対の方向へと歩いていった。
気になった私は信号を渡りきり、漕いでいた足を止めて後ろを振り返った。
私の中での予感が確信に変わった。信号が赤に変わったのだ。
何台かの車が停止していた。
私の視界にはすでに少女は少し遠くに映っていた。
しかし私は心にモヤモヤを感じたまま、再び家へと自転車を漕ぎ始めた。
心の中では、少女の元へ行き、なぜそんなことしたのか聞くこともできたし、他人に迷惑をかけていると教えることもできた。
しかしそう思う一方で、少女の親がモンスターペアレントだったら?不審者と間違えられたら?とマイナスなことが頭をよぎった。
罪に問われることではないが、誰かの迷惑になっているわけだ。
難しいと感じる。
こういった場面に遭遇したときに、どう行動することが正しいのか。
いや、どうすればその当事者のためになるのかを考えるべきだ。
まぁ私も精査していけば100%罪にはならないが他人の迷惑になっていることをしていると言い切れる。
生きるって難しい。
---------------おわり---------------
最後まで読んで頂きありがとうございます。
皆さんならどうしていたか。
アイデアがあれば教えて頂ければ幸いです。
この記事があなたの一日の一部となれたら嬉しいです。
----では、また次の文章でお会いしましょう----
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