前向きを嘆く
こんにちは。
昨日まで載せていた『前向きな女』シリーズはもう少しありますが、やっぱり時期が合わないのは控えようということで別のを載せますね。
似たようなシリーズですが、『嘆く女』というシリーズを載せてみます。
前向きな女の逆のパターンなのかな。
まあそんな感じです。
是非ご覧ください!
ー・ー・ー・ー・ー
『嘆く女』
綾乃: 涼子:
綾乃「どうしたのよー涼子こんな時間から話があるって」
涼子「ごめんね綾乃、わざわざうちまで来てもらって・・」
綾乃「まあちょうど飲み会の帰りだったから別に大丈夫だけど、でどうしたの?」
涼子「うん、とりあえず何か飲む?」
綾乃「あー、じゃあ何かお茶もらえるかな」
涼子「お茶の種類は何がいい?」
綾乃「種類?何があるの?」
涼子「ウーロン茶、のみ」
綾乃「じゃあウーロン茶しかないじゃん」
涼子「ウーロン茶の種類がたくさんあるのよ」
綾乃「そうなんだ、別に何でもいいよ」
涼子「はぁ、でも本当にわざわざごめんね」
綾乃「だから大丈夫だって」
涼子「はいトマトジュース」
綾乃「はい?いや何で数種類あるウーロン茶の中から選ばれたのがトマトジュースなわけ?」
涼子「綾乃がトマト不足な顔してるからよ」
綾乃「それどんな顔よ」
涼子「いいからいいから」
綾乃「まあいいけど(飲む)うわー濃いなー。で、何かあったの?」
涼子「うん・・」
綾乃「何があったの?」
涼子「私もうダメかもしれない」
綾乃「何、どうしたのよ?」
涼子「今回ばかりはさすがの私でも立ち直れないかもしんない」
綾乃「何よ、何か仕事で大きな失敗したとか?」
涼子「ううん。大きな失敗はするけど、そんな事で落ち込まない」
綾乃「それはそれでどうかと思うけど。じゃあ何男にふられたとか」
涼子「違う」
綾乃「財布なくしたとか?もしかして身内に不幸があったとか?」
涼子「違う・・もっともっと辛いこと・・」
綾乃「何よ、もう話してみなさいよ」
涼子「綾乃に話してどうにかなるって事でもないけどさ・・。一応聞いてくれる・・?」
綾乃「うん。話してみて」
涼子「これ見て」
綾乃「何?どうしたの?」
涼子「ここ見てよー」
綾乃「え?ナンバーズの当選番号・・?」
涼子「見てよー、当選番号が私の誕生日なのよー」
綾乃「は?だから・・?」
涼子「だからじゃないでしょ!もし買ってたらこんだけのお金がもらえてたのよ!」
綾乃「あー、なるほど。つまり、毎回自分の誕生日でナンバーズ買ってたけど、たまたま買わなかった日に限ってそれが当たってたって事?」
涼子「ううん、買ったことないよ」
綾乃「はぁ?どういう事?」
涼子「だから、たまたま見たナンバーズの当選番号が私の誕生日だったから、ナンバーズ買っとけば臨時収入が入ってあれやこれや買えたのに、実際は買ってないからあれもこれも買えないし、こんなんだったら私 別の日に生まれれば良かったー!もう立ち直れないー!」
綾乃「えっと・・。トマトジュースごちそうさまー」
ー・ー・ー・ー・ー
というやつでした。
どうなんですかねー。
こんな人いそうな感じですかね?いないか笑
明日もこのシリーズを載せる予定です。
時期が違い過ぎなければ笑
よろしくお願いしますね。
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