これは良くない終わり方だな

こんばんは。
今週も明日で終わりですね。
結局早いですよね。
というわけでしばらく続けてました『殴りたい男』も今日で終了です。
お付き合いいただきありがとうございました。
最後は殴られるんでしょうか?
ご確認ください♪

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『殴りたい男』13

神山:      女:

女 「よーし今日は天気も良いしこの公園でいろいろ写真撮っちゃおうかな。あ、鳥だ(カシャ)」

神山「今日は天気が良いですねー。2月とは思えない陽気だ」

女 「え?あー、そうですね天気良いですね」

神山「写真ですか?」

女 「えぇ」

神山「カメラがお好きなんですか?」

女 「そうですね、まあ全然素人で単なる趣味ですけど」

神山「自分が良いと思った被写体やその空間をカメラに収める、ただそれだけの事です。素人も玄人もありませんよ」

女 「あ、はぁ…」

神山「とは言っても僕はカメラも持ってないし知識も何もない本物の素人ですけど」

女 「はぁ…(何こいつ、いきなり話かけてきたけど明らかに面倒くさそうなやつじゃん)」

神山「まぁ神山的には写真を撮るというよりも、あー申し遅れました。僕神山っていいます。神様の神に富士山の山で神山。ゴッドマウンテンって呼んでもらってもいいですよ」

女 「ゴッド、マウンテン…?」

神山「その神山はカメラで写真を撮るのではなく、この両目で被写体を捕らえ、それをこの脳のデータフォルダに焼き付ける。写真何かよりもはっきりクリアに切り取りますし、容量だってそのカメラの非ではありません」

女 「へぇー…」

神山「かといってカメラを否定してるわけではありませんよ。僕だって自分で写真を撮らないまでも、それを見ることは嫌いではありません。自分以外の人がどんな目線で物事を見ているのかには興味があるし、僕が見逃したある瞬間や表情を改めて見ることができますからね」

女 「はぁ…(全然何言ってるかわからんし)」

神山「ちょっと見せてもらってもいいですか」

女 「え?」

神山「あなたが切り取った世界や、自然の欠片達を神山に見せて下さいよ」

女 「欠片達…?いやいやそんなたいした写真はないので」

神山「チッチッチ、たいしたことないかどうかは、僕のこの目と心で判断させてもらいます」

女 「心?はぁ…じゃあ少しだけ(見せる)」

神山「あーなるほどこれは大きな木の隙間からのぞく青空を撮った1枚ですね」

女 「いえ、これは鳥を撮っただけです」

神山「あーこれは明らかに、この塀の上で居眠りする猫を撮った1枚ですね」

女 「いえ、これはこの塀の落書きが面白かったから撮っただけです」

神山「あーこれは素晴らしい。自分の足下とそこから伸びる真っすくな道。自分の人生の方向性なり覚悟が垣間見える素晴らしい1枚ですね」

女 「あーそれはカメラを落としそうになって間違えて撮ったやつですね」

神山「あなたの世界観がだいたいわかりました」

女 「全然わかってなかったし。あのすみません私もう行きますね」

神山「いやその前に神山を撮った方がいいんじゃないですか」

女 「は?」

神山「僕がここから颯爽と立ち去る姿は、この天気の良さも相まって最高の被写体になるはずだ。それを好きなだけ撮ればいい」

女 「いやそんなのいらんし」

神山「じゃああとは好きにして。ただしチャンスは1回きりだよ。僕は立ち止まることなくこの道をまっすぐ突き進む、じゃあアディオス(はける)」

女 「いや意味わからんし。突き進むって結構ゆっくりだなー。あーあいつめっちゃ殴りたかったー!ていうか信号で立ち止まってるし!」

ー・ー・ー・ー・ー・ー
というやつでした。
最後ですけどやっぱり殴られてませんね。
これは作者として失格ですね笑
もう可愛そう、って思われるくらい殴られないとでしたね笑
というか特に最後って感じも出てないし、書いた時にはわかってなかったんでしょうね。
ただの手抜きかもしれませんけど^^;

明日からまた違うシリーズなり作品を載せますね。
それではまた明日ー。


サポートエリア?についても何もわかっておりませんm(_ _)m 感謝を申し上げればいいのでしょうか?当然そうですよね。ありがとうございます!!勉強します!!