来週は10月になるね。

こんばんは。
今日から新しいシリーズを載せますね。
昨日までのシリーズと同じ人が演じてました。
こっちのほうが面白いと思います笑
ご覧下さい♪
の前に見出し画像を選ばせていただきました。
みんなのフォトギャラリーで、作中に出てくる「ピラミッド」で検索してみました。いろいろ画像が出る中でこちらのイラストに目が行きました。
【猫野サラ 】さんのイラストです！
ピラミッドとスフィンクスの素敵なコラボレーションですね♪
【猫野サラ 】さんお世話になります！ありがとうございます！
それではどうぞ♪
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『殴りたい男』

神山：　　　　面接官：

面接官「えっと、ではお名前は？」

神山　「あれ、名前は履歴書に書いたつもりでいましたが、書き漏れてました？」

面接官「ん？いや書かれてはいますけど、一応自己紹介というか」

神山　「あー形式的な感じのやつね。いや、もしかして面接官さんは外国の方で日本語が読めないのかなーと思っちゃいましたよ。いるじゃないですか、話はできるけど読めないみたいなパターンのやつ」

面接官「いや、そんなのはどうでもいいからお名前は？」

神山　「自分神山って言います。神様の神に富士山の山の神山。ゴッドマウンテンって呼んでもらってもいいですし」

面接官「ゴッドマウンテン・・？」

神山　「それよりどんどん面接進めましょうよ。時間は無限にあるわけじゃないんだし。無限にあるもの、それは無限に広がる宇宙ぐらいのもんですかね。ま、宇宙も実際のところはわかりませんけどね。とにかく各々に与えられた限りある時間を有効に活用しましょう。おっとこんな事話してる間にも刻一刻と時は流れていく。カッチカッチさあ進めましょう」

面接官「あー・・、何か非常にやりにくいなー。じゃあとりあえず志望の動機は？」

神山　「んー、その質問は正直無意味だと思いますね」

面接官「無意味？どういう事ですか？」

神山　「僕がどういった理由で御社を志望し今こうしてここに来ているのかなんて単なるプロセスに過ぎないし、実際僕の志望動機を今語ったところでそれは本心ではなくデマカセかもしれない。いやデマカセではないにしろ、志望した時の僕と今の僕では心情の変化もあり人間的な成長もある。つまりあの頃の僕の気持ちなんて今の僕にはわからない。もちろんあなたにも知るよしはない。それを今更紐解こうなんて、ある意味ピラミッド内に描かれた壁画の謎を読み取るようなものです。そんな過去を追求する必要はない。何故なら今ここに僕がいるから。どうか今の僕と向き合ってほしい。そして未来へ繋がる建設的なお話がしたい。それだけです」

面接官「えっとー、何だろう、変な気持ちだなー。まぁじゃあとりあえずうちはファミレスなんだけど、これまでにファミレスで働いた経験はありますか」

神山　「経験ですか。あるといえばありますが、厳密に言うとありませんね。皆無です」

面接官「どういうことですか？あると言えばあるっていうのは？」

神山　「わかりませんか？」

面接官「わかりません」

神山　「ふふふ、わからないでしょうね」

面接官「わかりません」

神山　「ふふふ、いずれわかる時がきますよ」

面接官「できれば今知りたいのだが」

神山　「ふふふ、生憎僕は今それを話したい気分ではないんです。その瞬間瞬間で言いたいことを言う。食べたいものを食べる。行きたい場所に行く。それが僕のポリシーですから。という事で失礼いたします」

面接官「いやまだ面接の途中ですが」

神山　「途中かどうかはあなたが決める事ではない。僕の中ではもう終わった事、つまり過去の出来事。そしてあなたはこの瞬間僕の思い出の住人。僕と未来をともにしたければご連絡下さい。じゃあアディオス（はける）」

面接官「ちょっと、おーい・・、あーめっちゃ殴りたい！！」

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というやつでした。
殴りたいですね笑
このシリーズは10くらいはあるのでしばらく続くかもしれません^^;
よろしくお願いします♪