タイトルはいつも最後に書いています。
皆さんこんにちは。
タイトルが何も浮かばなかったので、必要のない情報を書いてしまいました笑
10月最初の日曜日も『殴りたい男』シリーズを載せます。
PCのデータフォルダを見た感じだと、明日載せるであろう10話で終了のようです。
意外と長かったですね。
次はまた別のシリーズを載せますね♪
今日も見出し画像を選ばせていただきました。
みんなのフォトギャラリーで、作中に出てくる「コントラスト」というフレーズで検索したところ、結構多くの画像が出ました。
その中から、眠る猫の可愛さに惹かれてこちらに決めました。
【古越 千鶴 】さんの画像です。
【古越 千鶴 】さんお世話になります!ありがとうございます!
ということで第9話をご覧ください♪
ー・ー・ー・ー・ー
『殴りたい男』9
神山: 綾乃: 涼子:
涼子「綾乃ー見て凄い海きれいだよー」
綾乃「わー本当だー凄い絶景だねー」
涼子「ここをバックに写真撮ろうよ、あっあの人にお願いしよう。すみません」
神山「はい、どうしました?」
涼子「写真撮ってもらってもいいですか」
神山「あー写真ね、もちろん、おやすいご用ですよ」
綾乃「すみませんお願いします」
神山「ラジャー」
涼子「ラジャー・・、じゃあこのカメラでお願いします」
神山「なるほど、この美しい景色に心を奪われたってことですか。わかりますよ。僕もねこの高台から見る海が大好きなんですよ。まさに青い海と青い空のコントラスト、コラボレーション、コングラッチュレーション」
綾乃「コングラッチュレーション・・?すみません撮ってもらっていいですか」
神山「僕をあなた達の思い出の1ページのキャメラメンに指名していただき光栄です」
涼子「キャメラマン・・はは(苦笑い)お願いする人間違えたかもね・・」
綾乃「完全に人選ミスね」
神山「じゃあそこに並んで。一番良いポーズを一番良い構図でとらえてみせるよ。この神山に手にかかれば・・あ、申し遅れました僕神山って言います。神様の神に富士山の山で神山。ゴッドマウンテンって呼んでもらってもいいですよ」
二人「ゴッドマウンテン・・?」
神山「おっと、その場所でいいのかな?正直神山的にはあと1m右によった方が良い写真が撮れると思うんだけどな。なぜならほら、今の位置だと海に浮かぶあの岩が隠れてしまう。右に少しよることでそれをフォローできるのと同時に、遠くに見える島もバッチリおさめることができて、すべてが凝縮されたベストピクチャーが実現できるんだ」
綾乃「じゃあちょっとよろうか・・」
涼子「うん・・」
神山「ストップ、うん、そこだ。じゃあいくよ」
綾乃「お願いします・・」
神山「普通はここで笑顔を要求するところだろうけど神山は違うよ。何もすべての人のいい顔が笑顔だとは限らないからね。まじめな顔、凛とした顔、すまし顔、時には面白い顔が良い人だっている。いや人だけではない、その場所、季節、天気、時間帯、あらゆる状況に応じてその時々のベストな顔がある。それをナチュラルに引き出すのがキャメラマン神山のスタイルというわけです」
涼子「あのー、もう何でもいいんで早く撮ってもらえますか・・」
神山「そう焦らないで。今風を待ってるから」
涼子「風?!いや風は関係ないでしょ」
神山「チッチッチ。風を待ち、風をよみ、風が木々を揺らし、髪の毛を揺らす。そのなびく髪の毛を合図に僕の指先がシャッターを切る。いわば自然と神山との共同作業なんです。つまりチームかみやまが・・」
綾乃「あの、すみません!もう撮ってもらわなくて結構です」
神山「え、どうしたんですか?」
涼子「あんたに任せたらいつまで経っても写真一枚・・」
SE(シャッター音)
神山「はいいただきました。じゃあ僕は時間がないのでこれで失礼しますよ、アディオス」
涼子「どのタイミングで撮ってんのよ!」
綾乃「しかも時間がないとかふざけんな!」
涼子「あーあいつめっちゃ殴りたい!」
ー・ー・ー・ー・ー
というやつでした。
初めての3人バージョンでしたね。
結構面白いと思いました。
これで最後でも良かったかもですね笑
でも少なくとも明日まではあります。
もう少しだけ神山とお付き合い下さい。
よろしくお願いいたします♪