来世ジャッジメント②

どうもどうも。
②と書きましたが、実際は今日が①という感じですよね。
今日からどんどん載せていく予定ですが、ペース配分がわかっていません。

まずは少しずつ刻んでみますね。
もっと載せても大丈夫だよ、というふうに感じたら文量をふやしていきますね(曖昧)

それではどうぞ♪

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○静香が働く弁当屋

静香   森田    板付き
2人で何かしら片付けをする

森田 「もうお客さんも止まったわねー。そろそろお店閉めちゃおっか」
静香 「あーいつの間にもうこんな時間ですね」
森田 「千尋ちゃん遅いわね」
静香 「まあスーパーなので直に戻るんじゃないですか」
森田 「そうねー。あ、静香さんもう帰りの支度していいわよ。あとはあたしがやっちゃうから」
静香 「いえ最後までやりますよ」
森田 「そーお?でもそろそろ優美菜ちゃん帰ってくる時間じゃない」
静香 「いえ、最近は部活やらなんやらで遅いんです」
森田 「もしかして、彼氏とか作っちゃったりしてるんじゃない」
静香 「どうですかねー。私にはそんな話しないので」
森田 「いや優美菜ちゃんもう高校生でしょ。絶対彼氏作っちゃてると思うわー」
静香 「(軽く笑いながら)どうなんですかねー」
森田 「優美菜ちゃんもそうだけど、静香さんはどうなの?まだまだ若いんだから恋愛しちゃったりしてもいいんじゃない」
静香 「いえいえ私はもうそういうのは」
森田 「なーんでよ、いいじゃない別に悪いことじゃないんだし」
静香 「そうですけど、今はちょっとそういうこと考えられないですね」
森田 「そーお?たまには息抜きしちゃうのも大事よ」
静香 「息抜きですか?」
森田 「そーよ。静香さんちょっと何でも頑張り過ぎちゃうから」
静香 「そうですかね。自分では別に」
森田 「そーだ。こないだみたいにまたみんなでカラオケでもいっちゃおうか」
静香 「あー、そうですね」
森田 「今度は静香さんもたくさん歌っちゃってよ」
静香 「私は聞いてるだけで楽しいですから」
森田 「そーお。でもやっぱり歌っちゃったほうがもっと楽しいんじゃないかしら」

千尋 スーパーの袋を片手にかけ足で登場

千尋「(小さい声で)・・・」
2人 「え?」
千尋 「ごめんなさい、遅くなってしまいました!」
森田 「大丈夫?何かあった?」
千尋 「いえ、じゃがいもを買うのを忘れてまた戻ったら遅くなってしまって」
森田 「そうなの?そしたら別に明日でも良かったのに」
千尋 「いえすぐに思い出したので」
森田 「そう?ご苦労様、じゃあそれ冷蔵庫にしまったらもう帰っちゃっていいわよ」
千尋 「(袋を渡す)…お疲れさまでした」
森田 「お疲れさま。静香さんももう大丈夫だから千尋ちゃんと一緒にあがっていいわよ」
静香 「わかりました、じゃあお先に失礼します」
森田 「はーいまた明日ー」

静香 千尋 店の裏に行く
森田 残りの後片付けをする タッパーをあけて

森田 「あら、ウインナー天ぷらが5本余っちゃってるじゃない。1本食べちゃおう(食べてタッパー閉める)うん、美味しい。あ、4本余るっていうのはちょっと縁起が悪いわね、もう1本食べちゃおう(タッパー開けて食べて閉める)うん、あー2本目も美味しいわ。あ、これどうせ明日までは持たないからもう1本食べちゃおう(タッパー開けて食べて閉める)うん、これはさっきの2本よりも衣がさくっとしてて美味しいわ。ふー、(タッパー開けて)あと2本か…。そういえばあたしダイエット中だったわ…。ダイエット中に食べ過ぎちゃったら大変よね。だから、あと1本だけ食べちゃおう(食べる)もう味もよくわからなくなってきちゃったわ。あ、あと1本で思い出した、静香さんに渡す物があったんだ(引き出しから包みを出す)もう帰っちゃったから明日でいいか(引き出しに戻す)ラスト1本か。1本だけ残すのはよくないから食べちゃおう(食べる)おいしいわー」

○店の外

静香と千尋  別れ間際の立ち話

静香 「千尋ちゃんはもうお弁当屋の仕事は慣れた?」
千尋 「はい。少しは慣れましたけど、私不器用なんでまだまだうまくできなくて、すみません」
静香 「そんなことないわよ、私も最初は失敗ばっかり」
千尋 「そうなんですか?てきぱきしてて凄いなと思います」
静香 「3年経ってようやく慣れてきたぐらい。千尋ちゃんこっちよね、私こっちだから、それじゃ」
千尋 「はい…」
静香 「お疲れさまでした、また明日ね」
千尋 「あの…」
静香 「ん?」
千尋 「小山さんにこんな事言うのもどうかと思うんですが…」
静香 「なーに?」
千尋 「私…、死にたいんです…」
静香 「え?!」
千尋 「すみません。突然こんな…」
静香 「ううん。悩みがあるなら聞かせて」
千尋 「半年前に、彼を事故で亡くして…。もう悲しすぎて、悲しすぎて、そのまま悲しみの淵から抜け出せないと思うほど悲しすぎて…。彼の人生と一緒に私の人生も終わってしまったような…」
静香 「…」
千尋 「さっきも、お買い物に行ったときに、彼が事故にあったのと同じタイプの車を見かけて…」
静香 「それで(遅かったの)…」
千尋 「このままじゃダメだって、もっと強くならなきゃって、乗り越えなきゃって思うんですけど、でも、私、私…ダメで、弱くて、死にたくなっちゃう…」
静香 「…苦しいわよね。でもやっぱり死んじゃうのはダメだと思うな。彼もきっとそれは望んでないんじゃないかな」
千尋 「…」
静香 「…軽はずみな事は言えないけど、今は無理に全てを乗り越えるんじゃなくて、ゆっくり、ゆっくり、少しずつ少しずつ乗り越えていければいいんじゃないかな」
千尋 「…」
静香 「難しい事だとは思うけど、少しずつ…。私にできることがあったら何でも言ってね、たいして力にはなれないかもしれないけど」
千尋 「はい、ありがとうございます...」
静香 「うん」
千尋 「私、実はこのお弁当屋さんでアルバイトしようと思ったのもわけがあって」
静香 「わけ?」
千尋 「私料理が苦手で、彼に作ってあげるのもバカの一つ覚えのグラタンばっかりで」
静香 「グラタン良いじゃない、なかなかグラタンなんて作れないわよ」
千尋 「最初の頃は喜んで食べてくれてたんですけど、さすがに毎回それだと飽きちゃって…」
静香 「あら」
千尋 「それで私もちょっと工夫をしてグラタンにいろいろアレンジを加えたんです」
静香 「アレンジ?」
千尋 「グラタンって意外と何でも合うんですよね」
静香 「そうなんだ」
千尋 「ある日、グラタンにレーズンを入れてみたんです。彼、レーズンも好きだったんで」
静香 「グラタンにレーズン?どうなるんだろう」
千尋 「そしたら彼、レーズンはレーズンだけで食べたほうが美味しいに決まってるって言って、ちょっと言い合いになって」
静香 「食べなかったの?」
千尋 「一応食べてはくれました。でもケンカのあとだったので、食べたあとも何も言ってくれなくて…」
静香 「そう…」
千尋 「そのままその日は別れて、その帰りに彼は事故に…」
静香 「…」
千尋 「彼の人生の最後に笑顔で別れることができなかった…。最後に美味しいご飯を食べさせてあげられなかった…。それが心残りで、少しでも料理のことを勉強したくて、こっちに…」
静香 「そうだったの…」
千尋 「美味しい料理をお供えして、彼に喜んでもらいたくて」
静香 「でも、レストランとかお料理教室の方がよかったんじゃない」
千尋 「実は彼と一緒によくお弁当やお総菜を買って食べてたんです。二人ともここの味が大好きで」
静香 「そうだったんだー」
千尋 「小山さんを見ていつも勉強してます」
静香 「私で良かったら何でも聞いてね」
千尋 「はい、お願いします」
静香 「私は逆にレーズングラタンの作り方習おうかな」
千尋 「ただレーズンを入れるだけですよ。50個ぐらい」
静香 「そんなに?!他にはどんなグラタンを作ったの?」
千尋 「いろいろ試しましたが、ひとつ明らかな失敗作がありました」
静香 「なーに?」
千尋 「いやこれは内緒でお願いします」
静香 「そんなにひどいのー?なんだろう、あはは」
千尋 「(照れ笑い?)」

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ここでとめてみます。
まだ全然入りの段階ですがどうですかね。
イメージは出来てますかね。
まあそんなにイメージするのが難しいシーンではないので大丈夫ですかね。
後からイメージが難しいシーンがいくつかあるかもしれません。

この部分は弁当やの店長?オーナー?役のうどんさんの良さが出てましたね。千尋役のみーずーはこれがデビューの舞台でしたね。
いろいろ思い出すこともありあすが、それらは割愛いたします(と言いながらさほど思い出す事がないだけ笑)

③はまた明日載せますね。



サポートエリア?についても何もわかっておりませんm(_ _)m 感謝を申し上げればいいのでしょうか?当然そうですよね。ありがとうございます!!勉強します!!