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【比較】藤浪晋太郎復活の理由を探る

今日は9月9日、藤浪選手の登板日ですね。

その藤浪投手が今年は活躍を見せています。

去年までは制球難などに苦しんでいましたが、別人のようなコントロールな投げっぷりです。

去年とセイバーメトリクスを用いて去年の藤浪選手と今年の藤浪選手を比較してみたいと思います。

BB/9

BB/9という、投手のコントロールを判断することができる指標で見ていきます。

BB/9=(与四球数/投球回)×9

9回を投げた時に平均してどれだけ四球を与えるかという指標です。

3.0が平均、2.5が優秀、2.0は非常に優秀で、4.0を上回ると悪いとされています。

この指標を使って比較してみましょう。

去年の藤浪投手

7.45(48.1投球回)

4.0を上回ると悪いといわれている中、その2倍近くの数字です…

四球で自滅してしまうことが多かったのですね。

今年の藤浪選手

2.65(54.1投球回)

これは技巧派投手の数字ですね。素晴らしい数字です。

今年の活躍の要因はやはりコントロールにありそうです。

K/9

K/9=(奪三振数/投球回)×9

BB/9の奪三振版です。いわゆる奪三振率で、8.0を超えれば優秀とされます。

今年は大活躍なので、こちらも高いのではないのか?と思いましたが、去年の藤浪投手は9.68、今年の藤浪選手は8.12と1以上低かったです。今年は制球を意識していたのでしょうか?

ただ、僕のイメージとしては三振をバンバン取っているようなイメージがありました。

そういえば、5,6回以降になると奪三振の数が大幅に減っていたような気がしますね…。

HR/9

HR/9=(被本塁打数/投球回)×9

これも先ほどの二つと同じで、その被本塁打版です。

しかし、これもK/9と同じく、去年が0.74、今年は0.83と今年のほうが悪かったです。

やっぱり制球がカギなんですね。

BABIP

(安打-本塁打)÷(打数-三振-本塁打+犠飛)

つまり、インプレ―被打率のことですね。運が関係しているとよく言われています。

3割が良い、悪いを判断するボーダーラインと言われています。

藤浪投手は去年、今年ともゴロの割合、奪三振率が高く、打球管理能力にたけています。

なので、2年とも低いのでは?と思ったのですが、結構差がありました。

去年は.312。今年は.289となっています。2分もの差があります。

ただ、この指標はさきほど書いたように、運の良しあしが分かるのです。つまり、去年は運が悪かったんですね。

まとめ

今回はセイバーメトリクスを使ってちょっとだけですが、なぜ今年は活躍できているのかを分析してみました。

・コントロールの劇的改善

・去年は運が少し悪かった

時間がなかったのでちょっと短く、雑になってしまいましたが、次回はもっと濃く書いてみたいと思います。

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