![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34563802/rectangle_large_type_2_921889b80fd628ca8d0a4a6f8e8b2ccf.jpg?width=1200)
【自閉症児への手立て】絵本を使って質問に答える力を伸ばす方法
【絵本を使って質問に答える力を伸ばす方法】
— むぎちょこ@言語聴覚士 (@mugichoko2016) July 30, 2020
・絵本はノンタンやぱおちゃんシリーズ等の、3,4歳向けの簡単なストーリーのものを選ぶ。
・読み聞かせの時には、文字だけを読むのではなく、挿絵にない主人公の気持ちやセリフ等も言葉に置き換えて聞かせる。
・簡単な質問をしながら読み進める➔続く
・「誰?」「どこ?」「なに?」等、単語で答えられる質問から始める。
— むぎちょこ@言語聴覚士 (@mugichoko2016) July 30, 2020
・答えられない場合は、選択肢を出してその中から選んでもらう。
・理由を尋ねる質問に言葉で答えるのは、難易度が高いので、まずは答えが載っているページを探せるかどうかを確認する。答え方は、大人が見本を見せるだけでOK。
「こんにちは」と張り切って挨拶をする、あるお子さん(仕事で定期的にお会いしているお子さん)がいました。
「こんにちは、髪型かわいい!お母さんにくくってもらったの?」と質問すると、返ってきた言葉は「今日も元気です!頑張ります!」でした。
このやり取りは、一見ちぐはぐですよね。
でも、お子さんはそのちぐはぐさに気づいていませんでした。
実は、そのお子さんとの挨拶の後にいつも「今日も元気?」と聞きます。
その「今日も元気?」を受けて言うのが、さきほどの「今日も元気です!がんばります!」なのです。
これがお子さんのルーティン。
だからいつもと違う質問(髪型の話)の意味を理解できずに、質問とは関係のない返答をしてしまっていたのです。
自閉スペクトラム症のお子さんは、自分が見たことや知っていることについて言葉にできても、こちらが質問したことに対して適切に答えることが難しい場合があります。
それゆえに、質問されることや人との関わりを避けるようになるケースさえみられます。
質問に答えたり、会話をすることがお子さんにとって苦手にならず、楽しめるようになるために、今回は絵本を使って質問に答える力を伸ばす方法について3つご紹介します。
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29281454/profile_1047ec7a8eb705c2a269fc08fec8fbb1.png?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
【マガジン内容】 チャンネル登録者数4万人の療育系YouTuberの言語聴覚士むぎちょこが、言葉の遅れがあるお子さんの言葉を促すコツ、コミ…
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
こども発達LABO.の活動をぜひ応援してください! いただいたサポートは、YouTubeやvoicyで使う機材の購入費や取材費など、情報発信をするための活動費に充てさせていただきます。