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公立中学の中1方程式の利用は無理ゲー!【発達障害グレーゾーン、ASD、ADHD、学習支援】



発達障害・グレーゾーン児の子育て専門カウンセラー、エバーグリーン松本です。
わたしは大学院で特別支援教育を学び、その後、中学校と特別支援学校で教員を経験しました。現在は発達障害グレーゾーンの子どもとその保護者をサポートする学習支援室エバーグリーンを運営しております。

公立中学に進学した子どもは、かなりの確率で、中1二学期の「1次方程式の利用」でつまずきます。

それは、子どもの能力が不足しているのではなくて、この単元をすんなり理解すること自体に無理があると私は感じています。
 
中1数学の1次方程式の「計算」のみに焦点を当てたとしても、

この単元では、移項、分配法則、分母をはらうなど、様々な計算上の操作を習得する必要があります。


それに加え、私が指摘した「1次方程式の利用」に入ると、

文章題で方程式を立てて解く、という過程で、

1本150円の鉛筆を2本と消しゴム2個を買うと、代金の合計は440円でした。
消しゴム1個の値段は何円でしょうか?

のような

代金の問題。


パンを7個買おうとしたところ、持っていたお金では80円足りなかったので、6個買ったら130円余りました。パン1個の値段は?また、持っていたお金は何円?

のような

過不足の問題。


また、

弟は、自宅から1km離れた学校に向かっています。弟の忘れ物に気づいた兄は、弟が自宅を出発してから10分後に、自転車で弟を追いかけました。弟の速さを分速70m、兄の速さを分速250mとするとき、兄は出発してから何分後に弟に追いつきますか?

のような、

いかにも、、

あっ!忘れ物に気づくやつだ!!

的な、、


速さが絡んだ問題。


のように、様々な要素が絡んだ問題が出てきます。

算数が得意で、速さなんか完璧だ!という子どもにとっては大丈夫なのでしょうが、

苦手感のある子どもにとっては、かなりの難関だと思うのです。。


なので、中学受験対策で速さや過不足などについて訓練をこなしてきた子どもには少し余裕があると思います。
 
「中学受験対策の勉強は、たとえ私立・国立もしくは中高一貫の公立中学に進学しなかったとしても、決してムダにはならないし、そこでの学びは大変有益で、その後の財産となる。」

ことを、私は常々保護者の方にお伝えしていますが、この例がその所以です。


これがさらに、中2の連立方程式になると、

代金・速さ・割合・食塩水 というのが、

さらに難解な形で出てくるのです。


本来は各単元に分けるべき。


なにも無理をして、

小学校の間に中学受験の勉強をした方がいい!

と言っているわけではありません。


一般の子どもたちが学ぶ公立中学の数学の学習内容は、

算数が苦手だった子どもが学ぶには、、

少し無理があるのではないか??

という、意見もある、、

ということを、少しだけ知っておいてもらえるといいかなと思います。

当塾では、そのあたりを鑑みながら指導をするようにしています。


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