処理速度が高くて言語理解と知覚推理が低い場合の支援はどうする?
一般的には言語理解、知覚推理が高くて処理速度が低くて困っているケースが多いのですが、今回はその逆のケースについてです。
数値のバラつきの仕方によるので一概には言えないのですが、一般的には、言語理解は処理速度やワーキングメモリよりはトレーニングできるのではないかと思います。
処理速度が早くても、勉強で困ってしまうケースでは、ディスレクシアがないかどうかのチェックが必要になります。
言語理解を鍛えるには、検査の点数だけではなくて、どんな問題を間違えたのかが重要です。
言語の鍛え方は、どうして点数が下がっていると考えられるかによります。
ディスレクシアの影響で低いなら、視覚で入れるより耳から入れた方が早いので、インプットは耳をメインにした方がいいと思います。
抽象概念の理解が苦手なら、そこを鍛えます。
抽象概念を鍛えるには、抽象概念を教えるしかありません。年齢にもよりますが、例えば、気持ちや内的な動作を言葉で表現する癖をつけるといいと思います。質問してあげて、嬉しかったの?とか、焦ってたんだねとか確認するような感じです。
中学生くらいなら、自分は抽象概念の理解が苦手だと理解することも大事になります。
子育てにおいては、基本的には、勉強を丁寧に見てあげることが大切になると思います。
知覚推理はトレーニングするのが難しいもので、大抵は遺伝で決まっている能力になります。大事なのは、自分が何が苦手なのかを認識しておくことです。
図形や地図を読むこと、数学の応用問題、理科の考える系の問題はは苦手かと思いますが、苦手だというのを理解しつつ、解き方のコツを掴むのが重要になります。
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