「学資保険を使うのは損」というアドバイス、発達障害の人にも当てはまる?
学資保険は損!って、よく言われますよね。
うちの上の子が生まれた2009年、返礼率が108%、下の子が生まれた2014年、返礼率が103%が一番良い返礼率の学資保険でした、
今この記事を書くにあたって、ググってみたら、安田生命の118%が一番良いみたいですね(羨ましい)
下の子の時、あまりに返礼率が低すぎて、ゆうちょに行っても、アフラック代理店に行っても「学資保険はお勧めしません。でもこの20年満期の保険を18年後に中途解約すれば、学資保険よりも返礼率がいいんです!」と勧められました。
「学資という単語が入ってる保険じゃないとイヤです!」と駄々をこねて、学資保険を契約しました。
お金に色をつける
この言い回し、聞かれたこと、ありますか?
お金色をつける。
これって小さな家族経営の会社の資金繰りのときによく聞く言葉です。
私、数年ほど、税理士事務所で働いてました。
クライアントの社長や奥様から、よく言われるのが、「消費税を払うのがきつい。なんとかならんか」と。
社長目線では、
消費税は、お客さんから10%上乗せで代金を受け取って預かっておき、半年分まとめて税務署に払います。
お金には色がついてないので、消費税の10%も、商品代金も一緒にお客さんから振り込まれるんです。
赤字で資金繰りに苦しい会社だと、預かった10%の消費税も、ついつい支払いに当ててしまう。
半年に1度、まとまった額を収めるのに苦労することになります。
税理士事務所職員の私としては、
「消費税も売上代金もお金に色はついてないですから、どこの会社も苦労されてますよ。銀行の普通預金口座をもう一つ新しく作ってみては?毎月、売り上げの10%をそっちに振り替える様にして、半年に1回の納税はその銀行口座から出す様に工夫されてる会社もありますよ。お金に色をつけるようにしたらいいかもしれません」とお答えします。
「学資」という色をつける
お金に色をつけて貯めていきたい時、「学資保険」というのは、強力です。
誰がいつ見ても、子供が大学に行くための積立だな。と分かります。
例えば……
😢「アクサの変額保険を学費に、と思って毎月払ってたのに、夫が勝手に解約して新車を買ってしまったんです」
😢「ソニー生命の学資保険を、夫が勝手に解約して新車を買ってしまったんです」
前者は「夫さん、学費なことうっかり忘れてたのかねぇ…夫さん学費なこと知らなかったのかも。夫婦の話し合いが足りなかったんじゃ」
と、妻側も落ち度があるかの様に言われかねません。
後者は「え?学資保険を、車に!?妻に相談もなく??父親失格じゃん」と誰の目にも明らかです。
このお金は、絶対!大学費用!!!!と思ってるなら、返礼率が低くとも「学資保険」と名前がついてるのが良いです。
私の夫は定型発達なんですけど、
「実家の親が入院するからお金を振り込んでくれ」
「実家が雨漏りしててリフォームしないといけないからお金を振り込んでくれ」と。
「夫の給料よりも、舅姑の年金の金額の方が多いから、無駄遣いせずに貯めてくれるよう頼んでくれ」と、正論言っても届かないんですよ。
「両親が困ってるのに、鬼嫁だ」と。
定型発達もADHDも、視野が狭くなっている時はその頑なさは変わりません。
学資保険は、その名称ゆえに、夫のブレーキになってくれて、守れました。
学資保険の契約時、私(ADHD)の衝動性対策のつもりでした。
ですが、思わぬ伏兵(夫)の防波堤になってくれました。
私の経験は、定型の夫から学資保険を守れた話です。
しかし、視野が狭くなる可能性で言えば、定型発達よりも、発達障害の人の方が高いです。
少々、不利な条件でも「学資」という色をつけるのはおすすめです。
「子供の名前」という色をつける
子供名義の普通預金も、「お金に色をつける」というのに有効です。
よく、「子供名義の通帳はよくない。贈与税がかかる。それに18歳になったら本人を連れて行かないと親が引き出しできない。親名義の預金と銀行印が一緒だと変更も面倒くさい」と言われます。
学費として使うなら贈与税はかからんし、学費以外のお金なら贈与税がかかるほど貯めれない。
18歳になったら本人を連れていけばいいんですよ。
両親に使い込まれることを思えば、それくらいの手間は惜しんじゃだめです。
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