妖怪ウォッチの「モーソーもんもん」は社会問題を示唆している?
皆さんは妖怪ウォッチ3に登場するボス、
「モーソーもんもん」を知っていますか?
妖怪大辞典の説明は以下の通りです。
僕はこの説明文を読んで、妖怪ウォッチ3が発売された
8年前から現在の社会問題を予測していたのか!?
と思いました。
僕自身も妄想性パーソナリティ障害を持っていて、
興味があるので少し考察していきます!
妄想はVRの世界だけに留まらない
妖怪ウォッチ3の本編では、
モーソーもんもんは、主人公のイナホの
理想の世界をアオバハラに創り出し、
彼女はその場所が居心地が良くて
抜け出せなくなります。
しかし、”子供向けゲーム”(笑)なので
一応、ヒーローが現れて共闘して
何だかんだイナホは妄想世界から
脱出することが出来ました。
妄想って言うとVRの世界などを
想像して、「私達には関係ない」と
思ってしまいがちですが、
「自分だけの理想の世界に身を置く」という行為は
身近な所にも存在します。
例えば「トー横キッズ」と呼ばれる人たち。
彼らは現実世界が悲惨で居場所が無いため、
「トー横」に来て、救われるかは分からないけど、
同じ不遇な人たち同士集まって、
傷の舐め合いをしています。
社会問題までは行かなくても、
例えば「発達障害者」は自然に「発達障害者同士」と
関わってコミュニティを形成しているのでは
無いでしょうか?
健常者が敷いた土俵の上で生活するのが辛いから、
集まって救われるかは分からないけど、
それぞれが居心地の良い世界に自然に身を
置いているんです。
「類は友を呼ぶ」という奴ですね。
集まる人がプラスの目的を持っていれば、
それはいいんです。
でも、現代社会は普通の基準が上がっていって
生まれた時から運ゲーなのに、
「知能レベル」だけを評価の指標として扱い、
そこに適応できない人は「ダメ人間」の
烙印を押されます。
そして、そういった人たちが、現実逃避して
妄想世界にどっぷり浸かってしまうんです。
妄想世界はコミュニティに限りません。
特に「ドーパミンを大量に分泌できる娯楽」には
ハマりやすいでしょう。
ゲーム、スマホ、ネット、youtube、酒、
タバコ、薬物、ギャンブルなど…
そして、これらの娯楽は行き過ぎると
「依存症」になってしまいます。
行き場を失った社会的弱者がこういった娯楽に
取り憑かれて、もっともっと依存症になる患者は
将来的に増えていくでしょう。
モーソーもんもんの示していた社会問題は
「依存症」なんです。
モーソーもんもん=ドーパミン的娯楽を提供する大企業
僕は「モーソーもんもん」という怪物は、
ドーパミン的娯楽を提供する大企業に見立てることが
出来ると思いました。
一番顕著なのは「Amazon」。
買い物依存症になったり、プライムビデオの依存症に
なったりするリスクがあると思います。
ドーパミンを大量に出せる娯楽というのは
企業からすると、
「あぁ、また一人依存症になってくれたw」
って感じで、金儲けの搾取の対象
としてしか見ていません。
誰も健康や依存症になった人の人生を
保証してくれないんです。
だからこそ、次の「依存症にならない方法」を
学ぶ必要があります。
ドーパミンに溺れない術
依存症にならないためには、
次の3つの対策が有効です。
①物理的な距離を置く
②時間的な制約を設ける
③オキシトシン,セロトニンも分泌させる
一つずつ軽く解説します。
①物理的な距離を置く
依存症対策に一番有効なのは、
その対象コンテンツを身から遠ざけることです。
例えば、あなたがyoutubeに依存していると
します。
その場合、youtubeアプリが含まれるデバイスを
自分が20秒以上かけないと取れない位置に
隠すとよいです。
また外出時なども、スマホをつい触ってしまう
癖のある人は、
スマホを持って行かないでください。
様々な抵抗はあるかもしれませんが、
「依存症」にならないためには
一番効く方法です。
ドーパミンは底が無い「もっともっと」の物質なので
依存症になった瞬間、
健康状態も、人との繋がりも、
そして娯楽から得られる
快楽も全て失ってしまいます。
②時間的な制約を設ける
次に有効なのは時間的な制約を設けること。
①の方法とセットで使うとなお
よいです。
例えば、GoogleやAppleのアプリストアなんかを
覗くと、「時間制限アプリ」が
必ずどこかに存在します。
「一時的な快楽を奪われること」より、
「人生の楽しみを全て奪われること」の方が
よっぽど苦しいので、
心を鬼にして、アプリをダウンロード
しましょう。
アプリ以外にも、時間を制限するなら
「○○をした時にしかスマホを触らない」という
自分ルールを設定して、依存症を
防止することも可能です。
③オキシトシン、セロトニンも分泌させる
ドーパミンの暴走はオキシトシン、セロトニンという
別の幸福物質の力で減退させることが出来ます。
車に例えると、オキシトシン、セロトニンが
ブレーキの役割を果たすのです。
オキシトシン、セロトニンを分泌する方法は
以下の通りです。
オキシトシン、セロトニンに関しては別の記事で
詳しく解説しているので、
そちらを読んでみてください。
オキシトシン解説↓
セロトニン解説↓(誰も買うわけないので無料記事に変えました!)
総括
今回は妖怪ウォッチ3のモーソーもんもんについて、
考察して、依存症の対策法を紹介しました!
愚かな人ほど自分が愚かであると認知していないので、
この情報も当事者には中々届かないと思うと
残酷です。
ここまで記事を読んでくれて
ありがとうございました!