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ASD×孤食
今回はASDと孤食に関して分析してみます。
興味のある人は記事を読んでみてください!
孤食とは?
(家族がいても)一人でご飯を食べることです。
それだけです。
ASDが孤食になる理由
では、次にASDが孤食を取る羽目になりやすい理由を
考えましょう。
第一に考えられるのは、ASDが感情表現や感情の読み取りに
困難さを抱えている場合が多いということです。
例えば、味の美味しいご飯を口に入れてもASDの人は
反応が薄くなることが少なくありません。
また、ご飯を作ってくれた人の気持ちを読み取るのも難しいので
場合によってはせっかくの料理を貶したり、偏食のこだわりから
嫌いな物を食べようとしない場合があります。
このため、料理を作っている側からすると不愉快で目障りな存在
として感じ取られ、食卓から迫害される場合もあるでしょう。
僕の場合は食事中に永遠に本を読んでいたり、ずっとムッとした表情を
無意識的に取っていたようで中2の頃から一人でご飯を
食べるようになりました。
孤食のメリット
一般的にマイナスイメージを持たれる孤食。
次はASDにとっての孤食のメリットに触れます。
①自分の時間が増える
一番大きいのは自分で使える自由時間が
増えることだと思います。
集団で食事を取る際に、例えばテレビでyoutubeの動画を
視聴するとしましょう。
当然、他の家族もいるので自分飲みたい動画を
好きに見ることは出来ません。
運良く見る権利が得られたとしても、自分が見ている内容に関して
家族から批判的な視線を浴びせられることもあるでしょう。
人の目を気にして行動が制限されるのでは
生きづらい。
そこで孤食という選択を選ぶことによって、自分のための貴重な時間を
少しでも多く確保することができるのです。
本を読んだり、自分の見たい動画を見たり、
noteの記事を書いたり…
とにかく自分主体で物事を決めることが出来ます。
他人に気を遣わなくて良いのが本当に気楽です。
②独り言話し放題
人が集う場所では周りから注意を受けたり、
中々本音で独り言を話すことは難しいですが、
孤食の最中だけでも、周りに人が居ない環境では
存分に自分の思っていることを呟くことが出来ます。
「独り言は自分に自信が無い人がやることだ」
という否定的な捉え方もありますが、
独り言を話すことで自分の頭の中の考えが整理されて、
自己理解が深まるという特徴もあります。
口に出すことで積極的にアウトプットを行い、
知識の記憶定着を図りましょう。
③他人に干渉されない
人と関わることが苦手なASDにとっては、余計に他者からの干渉を
受けないというのもメリットです。
不用意に家族から話しかけられることが無いので、
比較的気持ちをリラックスさせた状態で食事を嗜むことが出来ます。
「人に見られながらだと食べられない…」という感情を抱くぐらい
対人恐怖が強い人もいるので、尚更趣向にマッチするでしょう。
孤食のデメリット
次は孤食のデメリットを書きます。
①寂しい
シンプルに寂しいと感じることも、
たまーにあります。
ASDの人は人との繋がりに関連する脳内物質、
「オキシトシン」の分泌量が障害特性上少ないからでしょう。
しかし、この寂しさに関しては無理に食事の時間に
紛らわす必要はありません。
なぜならオキシトシンは人と直接関わる以外に
「感謝する」「親切にする」という行動でも分泌されるからです。
食後の時間に食べたご飯に関して3行ポジティブ日記を書き、
料理を作ってくれた人に感謝する文言を書くだけでも
オキシトシンは出るので、このデメリットはさほど問題ありません。
②他の活動に過度に依存し、ご飯を食べなくなる
2つ目は片方の活動に釘付けになり、ご飯を食べることが
疎かになる可能性があること。
現在、この文章を書いている最中も食事中です。
当然、食品は劣化しますし、
家族から「まだ終わらないのか!」と叫ばれることもあります。
この問題への対処法は「過集中に入りそうな活動」は
ご飯を食べ終えてからやるようにすることです。
具体的には文章を書くなど、手が塞がってしまう作業です。
つい、集中モードに入ってしまうと周りが見えなくなって
ご飯そっちのけで作業に没頭してしまうので、優先順位を考える
ように心がけましょう。
むしろ孤食の方が楽しい孤立型ASD
総合的に見て、ASDは孤食の方が気風に合っていると
思います。
特に一人の時間が好きな孤立型ASDは孤食が最高の時間に
感じられるはずです。
一般的には良くないとされる孤食ですが、ASDにとっては
デメリットの対処法をわきまえた上でメリットの方が多いので
皆さんもやってみてください。
総括
今回はASDと孤食に関しての記事を書いてみました。
ここまで記事を読んでくれて
ありがとうございます!