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スポーツコミュニケーションBASIC1研修

「昭和な、圧と力の指導はよくない」とはよくいわれる。でもなかなか無くならないのは、「代わりにどうすればいいのか?」という具体的な技法を知らないからではないかな?

たとえば40代の僕の年齢層は、あからさまな体罰には反発しても、精神的に追い込むパワハラ・モラハラ系を息を吐くようにしがち。中学高校と1980年代で、校内暴力とか尾崎豊(1983デビュー)とかドラマ「スクール☆ウォーズ」(1984-)とか流行った。地方公立校では体罰アタリマエだったけど、学校にとって校内暴力への対応として社会に求められた面もある。つまりは、圧と圧がぶつかる時代。都会でも他の地方でも同じようなものだろう。体で覚えてきたクセのようなものは、各世代それぞれにあるだろう。

時代の変化に、新しい技を。その具体的な手法を体験を通じて学ぶ講座を不定期で開催してます。公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)公認スポーツ指導者の更新研修の対象。3時間3,000円。

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(画像出典『鬼滅の刃』第二十六話 Amazon Prime Video)

詳細&申込サイトはこちら:2021年12月18日(土) 13:30〜16:40

(直前で申込できない場合、私のSNSからメッセージください)

こんな方へ:

参加いただくと良いのは、スポーツ指導者、あるいはお子さんが熱中している保護者などで、たとえば下記にあてはまる方:

・昔は上手くいっていたことが上手くいかなくなった
・チームが伸び悩んでいる
・厳しく叱るだけの指導ではダメだと思っている
・今の時代に必要な指導知識がほしい
・コミュニケーションの重要性を感じている
・指導のレベルを上げたい
・選手の能力を引き上げたい
・これから指導者を目指している…等々

では実際、受けるとどうなるか?

過去受講者さんのご感想

2020年8月-2021年2月まで3回開催し、日本代表チームや著名実業団チームのスタッフ、都道府県の強化担当、大学教授、中高の部活顧問教師、地域スポーツなどの指導者、などなど多様な現場から計22名に参加いただいた。受講者アンケートではうち95%超が「知人に薦めたい」と回答いただきました。

<感想>

・ すぐに実践することができる気づきや学びが多く、大変有意義
・ 講師からの一方的な講義ではなく、参加者への質問やペアワークが多くあり、眠さを感じることもなく(当たり前!?)楽しく受講できました

・ 発言する際に、自らの経験を一度纏めなおすことで、経験や知識の再整理ができ、新たな気づきも得られました
・ 大変分かりやすく、勉強になりました。オンラインでなく、教室での講義は、皆さんと一緒にという一体感が生まれ、参加して良かったです
・ スポーツ選手だけにとどまらず、幅広く人材育成や保育現場でも同じように使えることが、沢山ありました
・ 専門スポーツ以外の人とコミュニケーションを取れるのは貴重だなとつくづく実感しました

・ コミュニケーションスキルのきっかけをつかむ機会としてすばらしい
・ 今まで感覚的に感じていたことが、言語化できた
・ 指導者として自らは出来ているという自負があったが、研修に参加し、新たな気付きを得られた
・ 非常に興味深く、今後のコーチングにすぐ生かせると思った
・ 大変良い。自分自身のスキルアップやブラシュアップの機会になった

<これから現場で取り組めそうなこと>

・ 選手が主体的に精神力を高められるよう、積極的に考える場を設けていこうと思います
・ 質問をうまく使って主体性のある生徒を育てていきたい
・ 選手に質問する機会を更に増やし、選択肢を提示する。わかっているはずだ、という思い込みをする事なく、信頼関係を築きながら、接していきたい
・ チームのマイナス部分を探し、コーチ陣で共有したい
・ 組織の成功循環、主体的な選手を育てる質問
・ ポテンシャルを上げる言葉

・ 主体性を伸ばすための質問
・ 選手たちにもっと話をさせてみたいです
・ 選手との会話の仕方等を実行してみたい
・ ミーティングで「障害」について意見交換し、共有してパフォーマンスを上げていく試みをしてみよう
・ スポーツ指導者のかける言葉・態度は大変重要であり、選手のモチベーションをも左右するので、かつての否定語は使用しない
・ 主体性を持った選手を育成するには、質問し、考える力を使いコミュニケーションをはかり、関係性をあげ、目標を共有する
・ 日頃から意識していること、考えていることが間違ってなかったのだと実感できました

・ 「パフォーマンスを阻害する要因を少なくしていくこと」がまず今すぐ取り組めそうと感じた
・ 関係の質を第一義にしていくこと
・ GROWモデル(コーチング手法)による質問の実践を取り入れたい
・ チーム内におけるビジネス(コミュニケーション)コーチの存在と役割について検討してみたい

<周りに薦めたい理由>

・ チームで動く人に チームワークを上げる為に
・ ビジネスにも応用できると思う
・ チーム内のジュニアコーチに選手のポテンシャルを上げる言葉がけを理解してもらいたい
・ 自分と同じ部活動顧問に。生徒への声掛けの実践力向上につながる
・ 一緒に仕事をする仲間に薦めたい。同じ知識や経験を共有することで、仕事上のコミュニケーションも円滑になると思うので
・ 今、現場で悩んでいるコーチに、悩みが緩和されると思うので

・ 現場に役立つお話が聞けたから
・ 指導について悩んでる人に
・ すべての指導者に考え方の「気づき」を与え、アイデアが浮かぶから
・ コーチ陣に対して、指導の幅を拡げてもらうため
・ 視野が広がるとあらゆるヒントになる
・ コミュニケーションとパフォーマンスの相関関係を、改めて整理して学べるので、若いコーチ陣に進めたい
・ 指導されるボランティアの方々は年齢く、かつての右に習えの指導から抜けられない方も多く、世代間での指導の違いが出来ています。主体性を持ったスポーツが出来るようになっていくことが望ましいと考える為

・ 指導を行う上で必要な考え方が得られると感じる
・ 固定概念の解消、発想の転換のため
・ 当たり前を見直すきっかけになるから

と全員から好評価をいただけた。

情報とは、それ自体に価値はなく、「どのように現場で行動できるのか?」という実践と結びついて、はじめて価値が出る。

同時に、研修参加者さんの過去の経験にはそれぞれ価値がある。

研修では、理論と、参加者それぞれの経験とを突き合わせて、自分の頭で考え、議論し、共有する。そのプロセスを経た学びは、現場に持ち帰ることのできる知恵となる。

会場について

今、週末午後の東京は、もよりの小田急も空いていて密ではありません。会場は代々木の五輪跡地、青少年センター。(自動検温を通過する)

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これまで参加7−8名で40人部屋を使用(本来は20人以上の参加がないと使用できない部屋、コロナ特例による)。2つのドアを常時開放、たまに窓も空けて換気。

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2人1組でのディスカッションは、想定よりも大きく減らして、かわりに教室全体での議論を増やした。これは対人距離をトータルで大きく空ける効果があった。どうしても2人で進めたいワークのみ、1−2m距離でマスクしての3分以内程度で会話。これは医学的にも問題ないと判断。

3時間の講義中はマスク着用、「ひんやりブラケット」使用で全くストレスなし。素材もデザインもよく配慮されている。(耳の後ろが痛くなる方には、付属の黒いゴムのイヤーフックが劇的に効くはず)僕が買った頃から半額に。まだ持ってない方オススメできます。

こちら2020年8月、終了した夕方5時、新海アニメのような色彩がいい。

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「スポーツコミュニケーションBASIC1研修」について

この協会主催の講座を、僕は2019年6月から12月まで受講した。その理由は:
1.ちょうど体育大のキャリア講義を担当することになり、
2.大学院の修了から5年が過ぎて、まとまった自己投資をするべきタイミングだと感じ、
3.谷口貴彦さんにコーチングを(会社のおカネで)学んだのは15年ほど前のこと、学び直したい気持ちもでてきたから。

僕はこの10年ほど、トライアスロンにハマり、過程をネットで発信し、そのうち趣味の域を超えてきて社会学の本も出して、カッコつけて言えば、「スポーツの中の合理性」(括弧もつけた)を探求している。この流れで去年、「スポーツコミュニケーション講座」を著名ビジネスコーチ谷口貴彦さんのもとで半年かけて学んでいた。その美味しいとこを3時間3,000円で伝える超オトクな「スポーツコミュニケーションBASIC1」研修の宣伝noteです。

自己投資大事。数十万円規模の大きなものにはそれだけの効果がある。書籍では、谷口貴彦さん著書にはKindle Unlimited対象も多くご参考に:

そして講座修了により、公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)の「公認スポーツ指導者」制度の「更新研修」を実施できる資格を得た。それが「スポーツコミュニケーションBASIC1研修」。4月から始める予定が、コロナで3回流れ、、、8/23ついにデビュー講義。

12月、2月にも予定。年明け以降など、地元の愛知県、また要望があれば全国どこでも開催検討しますので、メッセージください。当面、収益性とかはあまり考えずに活動していきます。(コロナが落ち着くまでは東京人が差別される地域にはいけませんが...)

日本スポーツ協会(JSPO)「公認スポーツ指導者」制度について

日本スポーツ協会(JSPO)は、前身は1927年に嘉納治五郎が創設した大日本体育協会。日本の中央競技団体および各都道府県の体育協会を統括する、権威ある(ありまくる)団体。日本オリンピック委員会(JOC)も元はこの中の1委員会だ。

「公認スポーツ指導者」制度とは、JSPOが生涯スポーツ社会の実現を目指し、スポーツ医・科学の知識を活かしながら、楽しさ・素晴らしさを伝えられるスポーツ指導者を育成する、という新しい取り組み。競技団体ごとに資格取得研修が用意され、4年間有効。期限前6ヶ月に「更新研修」を受けて資格を継続する仕組みだ。

その更新研修の1つに、われわれ日本スポーツコーチング協会のスポーツコミュニケーションBASIC1(わん)研修が採用されている。

※コロナにより、研修受講なしで更新できる特例が出たので、今年開催分は関係なくなりました。

後記:やってみてわかること

当たり前だが、研修はやってみることで学ぶことは多い。

僕自身が学んだことを、自分なりに理解し、準備して臨むのだけれど、リアルに人に伝えることで、本当に理解できた感覚がうまれる。

受講者さんにもぜひそうして周りに伝えてほしいと思う。

「ああ、こういうことなんだ」と途中で発見することもでてくる。相手との反応があるライブならではの、貴重な発見になる。次回はもっといい研修になるだろう。

僕にとって、知らない複数人の前で講義するのは2020年で始めてだ。始めは少し緊張したけど、だんだんと馴染んでくる感。前期のオンライン講義では自分の声を聞いて録音し直すのを繰り返していて、良質な話すトレーニングになっていた。

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10人くらい集まるなら、東京でも全国各地でも、出張検討します。SNSメッセージ解放してるのでご相談ください。
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裏ストーリー:無名スカウトが日本代表監督に成り上がった話

講座誕生の裏のドラマを書いておこう。7人制ラグビーの女子日本代表ヘッドコーチ(=監督)を2020年まで務め、2021年からはパフォーマンスマネージャーを担当する稲田仁さん(37)の人生ドラマだ。

稲田さんは三重県出身、日大→サントリーとトップレベルでラグビーを地道に続け、ただ日本代表などには届かず、31歳で選手引退。優良大企業サラリーマンとしてのキャリアは選ばずに、日本ラグビーフットボール協会に転職(※一般論ですがこの種の個別スポーツ団体への転職では年収激減するのが普通です)、女子TID=Talent IDentification=人材発掘・育成、いわゆるスカウトを始めた。2014年のことだ。

日本で女子ラグビーの選手層は薄いので、他競技の未経験者から素質を見抜き、説得し、現所属チームの指導者の理解も得ながら転向させて、ラグビー仕様へ鍛え直す。これが代表強化の生命線だ。稲田さんはそこで実績を上げ、翌年ユースのヘッドコーチ(HC)、2年後に代表コーチ兼任、同年2016リオ五輪後に代行HC、翌2017年に正式HC就任。そして2018年にアジア大会女子7人制ラクビーで初優勝。

選手として無名、指導者としての実績もない。ただ与えられた仕事で成果を出し続けることにより、奇跡的ともいえるサクセスストーリーの途中にいる。

そんな稲田ヘッドコーチの成功の理由の1つは、大胆な自己投資。1スカウト担当であった頃に、ビジネス・コーチングの技法を学ぶために師事したのが、谷口貴彦さん。ビジネス分野でのコーチングの日本の第一人者の一人だ。

稲田HCは谷口さんの著書を読み、ネットで連絡先を調べてコンタクト。通常、谷口コーチの顧客はトップビジネスパーソンなので、料金もこの層向けにトップレベルに設定されている。その額を私費で自己投資しながら、コーチング手法を学び、現場で実践し、その過程での相談に乗りながら、結果を出してきた。(以前の講演会でのお話など)

その成果が、女子代表史上最高の成績となって出ている。2018年8月の日経にも「大竹、平野ら若手台頭 7人制ラグビー女子代表」という記事が出ている。タイトル通りに、高校で陸上七種競技をやっていた経験1年半の大学生が、自信をもって積極的にプレーできていると。女子100mハードルで2019年に19年ぶりの日本新を出した寺田明日香選手も、出産後の2016年からラグビーに挑戦していた話は以前書いた:

稲田HCの、(当時の)待遇からはアンバランスな金額での自己投資をしながら身を削り自己成長する姿勢に対して、ビジネスコーチの谷口さんは、新たなノウハウを開発することによって応えた。こうして、ビジネス分野で実績あるコーチング手法と、スポーツの代表レベルでの実践が結びついた。その知見を普及すべく誕生したのが、一般社団法人日本スポーツコーチング協会であり、今回実施したスポーツコミュニケーション研修。

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参考過去note『「人前で怒鳴る指導者」からは逃げていい』



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八田益之(「大人のトライアスロン」日経ビジネス電子版連載中)
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