清 竜人ハーレム♡フェスタ2024
行ってきた。
清竜人25の再結成イベントにも行ったので、もはやこれが初体験なのかと言われると何とも言えないのだけれども、備忘録的にnoteに残しておこうと思う。
前回の様子は下記からぜひご覧いただきたい。
はじめに
さて、そんなわけで今回の「清竜人ハーレム♡フェスタ2024」である。
フェスと名のつくだけあり、今回はA.B.C-Z塚田僚一扮する塚☆リカ、RIRYDAYとの事実上の3マンライブとなる。
俺は人混みが苦手なので今回も2階席での参戦。
本当は東名阪ツアーも興味があったのだけれど、オールスタンディングとのことだったので断念した。
東名阪ツアーのファイナルとして豊洲ピットが発表されていたけれど、豊洲ピットもスタンディングなので見送りだなあ。
まあ、この規模のグループだと席に座ってゆっくり見られる箱の方が少ないよな。
今回オペラグラスを持っていくのを忘れてしまって、2階後方の席だったこともあり、演者の表情はほとんど見えずで、楽しさ半減してしまったなあという感じだった。これは俺の失態であって、イベントに非は一切ない。
今回のハーレム♡フェスタは塚☆リカ→RIRYDAY→清竜人25の出順だったのだけれども、塚☆リカやRIRYDAYの楽曲は詳しくは知らないし、清竜人25も新曲も多く発表していて把握しきれていないので、セトリは割愛させていただき、各出演者の感想をざっくり書いていきたい。
塚☆リカ
ライブに行く人ならピンと来ることだろうが、出演者が登場する直前、BGMが大きくなる。
そのタイミングでスタッフ然とした男性が「音楽を止めてくださーい!」と叫びながら入ってきて、心がピュアな俺は何かトラブルでもあったのかと一瞬心配になってしまったのだけれど、何を隠そうその男こそが塚田僚一であった。
前述した通り、オペラグラスを忘れてしまったので表情までははっきりとわからなかったけれど、遠くからでもカッコよかった。
塚田僚一は塚☆リカのプロデューサーなんだそうだ。プロデューサーいわく「塚☆リカの到着が遅れている」とのこと。
とまあ、そんな感じの茶番劇があった後「今到着したみたいです!」とプロデューサーが捌けると、お待ちかね塚☆リカの登場となった。
…のだが、当然塚田僚一と塚☆リカは同一人物なので、着替えの時間が発生し、それをどう埋めたかというと音源を流し、車輪のついた塚☆リカの等身大パネルをステージ上に転がして、時間を稼ぐというものであった。
こーれは、どうなんだ。
会場にいた人はどう思ったのだろう。
コメディとして受け入れた人が多かったのか「なんだこれ」と感じた人が多かったのか。
少なくとも俺は後者であった。
お金払って、Zeppのステージでゴロゴロ転がる塚☆リカの等身大パネルを、音源聴きながら眺めている時間というのは、心が狭くて本当に申し訳ないけれど、客をバカにしていると感じた。まあ、そこまで辛辣に書くほど怒っているわけでもないけれど。
というか、なぜここまで書いたかというと、塚田僚一の件なんだったん?という疑問に終始する。
せっかく塚☆リカを観にきているファンもいるので、塚田僚一としても顔見せしたいということなのかもしれないけれど、塚☆リカスタートで始めればいいものを、わざわざスタッフ然とした塚田僚一からスタートして、パネル眺めタイムを発生させる意味が、俺にはよくわからない。
天下のSTARTO ENTERTAINMENTで揉まれた人間がする演出とは思えなかったなあ。
超早着替えとかするのかと期待しちゃったもん。普通に。それだったらすごい興奮したけれど。
とまあ、そんな前段も含めて塚☆リカはたっぷり40分のパフォーマンスを見せてくれた。
正直、長いと感じた。
断っておくと、塚☆リカのパフォーマンス自体はとても良かったし、それなりに楽しんだ。
ちょこちょこ笑いを交えながら、フルパワーでパフォーマンスする塚☆リカに愛おしさすら覚えた。
が、どこまで行っても塚☆リカはイロモノだし(貶しているわけではなく)男性が裏声で女性アイドル系の歌を歌い続ける様を、ファンでもない人間が40分聴き続けるという状況はそう簡単ではないと思う。好きじゃない人を巻き込むだけの力はなかった。さすがに。
「デビューしたてで曲数が少ないので、盛り上がる曲やります!」といってモーニング娘。の「ザ☆ピ〜ス!」を歌ったりしていて、そこまでして時間を埋める必要があったのだろうか。いや、普通に良かったんだけども。ザ☆ピ〜ス!もね。
といった感じで?マークがつく部分も少なくはなかったけれど、楽しく盛り上げてくれて、塚☆リカのライブを観る機会なんてそうそうないだろうし、いい経験であった。
RIRYDAY
日プ候補生中心に結成された新人アイドルグループらしい。
彼女たちのことを全く知らなかったのだけれど、それもそのはず、彼女たちはYouTubeにまだMVが一本も公開されていないような出来立てホヤホヤのアイドルグループなのだった。
「日プ」自体を観ていないので細かいことはよく知らないがME:Iのオーディションに惜しくも落選した子たちが中心となって結成されているということだろう。
そういう背景もあって、衣装や楽曲はまさにK-POP!といった感じで、ダンスも揃っていて大変良かった。
…のだが、こういったK-POPはどう楽しむのが正解なんだろう?という戸惑いはあった。
あったし、会場内も同じような感情になっていた人がそこそこいたように感じる。
断っておくと、これは配慮で言っているわけではなく、彼女たちのパフォーマンス自体は素晴らしかった。結構曲も耳に残ったりして、帰りはRIRYDAYの曲を聴きながら帰ったりした。
が、RIRYDAYに限らず、ME:IでもTWICEでも、NewJeansでも何でもいいけれど、この手のグループのライブってどんな風に盛り上がっているんだろう?
いわゆる日本アイドルならば、なんとなく日本アイドルのノリ方みたいなのがあって(「ファイヤーバイバー!」とか「ちょうぜつかわいいー!」みたいなアレ)、初見でも合いの手よろしく声出しすることも可能だろうけれども、RIRYDAYはそもそも曲を知らないし、日本アイドル的な合いの手の隙も当然ないし、例えば森山直太朗のライブならば盛り上がるも何も目を閉じて歌に耳を澄ませ、心に刻み込んでいればいいわけだけれども、曲調的にはそういうわけにもいかないし、一糸乱れぬ彼女たちのダンスと歌をポカンと眺める他ない、といった時間になってしまっていた。
活動期間がもっと長くて、楽曲が多ければ、自分たちのファンじゃない人が多い時用の盛り上がる系楽曲を多めにチョイスする、とかいう選択もあっただろうし、つまりはデビューしたてというハンデもあったのだろうとは思うけれども、彼女たちのパフォーマンスに少なからず心動かされたところはあったので、これからの活躍にも注目していきたいなと思う。
ところで、RIRYDAYの衣装は白、黒、グレーを基調に構成されていて、中心メンバーと思しき子(後に調べたところSAKURAというらしいが)だけ赤いネクタイをしていたのだが、これってやっぱり意図的なのだろうか。
この手の方面のアイドルは日本産のアイドルと違って、明確なセンターを設けない印象があったのだが、他の全員が色を使っていないのに、一人だけ赤が入った衣装だとSAKURAだけが異常に目立つ。
人間の特性上どうしてもそこに目線が動く。
あえてやっているならまあそれでもいいのだけれど、SAKURAと愉快な仲間たちみたいな見え方になるので、個人的にはどうなんだろうな、と思ってしまうところである。
それから、RIRYDAYは清竜人とコラボして「Will♡You♡Marry♡Me?」を披露してくれたのだが、これが非常に良かった。単純に清竜人25を目当てに行っているわけだから、盛り上がるのは当然のことかもしれないが、やっぱり楽曲がすごくいい。聴いているだけで観ているだけで楽しい気持ちになれる。
他にもSAKURAが清竜人「痛いよ」を短くカバーしたりと、フェスっぽい融合もあったりして、良かった。
RIRYDAYも同じ曲を2回やっていて、結局そのおかげで耳残りしたという面も否めないのだけれども、やる曲ないのに無理に引き伸ばさなくていいのにな、と思う部分はあったりなかったり。
清竜人25
さてお待ちかね清竜人25である。
「Will you merry me?」からスタート(だったはず)。
やっぱりいい。盛り上がる。楽しい。
清竜人25のそもそもの出発点って「男性がいるアイドルってなんか面白そうじゃね?」というところだと思うので、ごりっごりに日本系アイドルの良さ(RIRYDAYの段で話したような合いの手の入れやすいキャッチーなメロディ)を詰め込みつつ、そこに男声が入ってくる異色さとメロウな歌唱力が上手く融合していて、本当に素晴らしい。
前回の再結成ライブの時よりもより夫人と竜人くんや、夫人たちの距離感が縮まっているような感じがして、それもとても良かった。
前回は清嬉唄が披露する楽曲の半分を担当していたけれど、新加入した清ゆなが今回はついにフル稼働。まるで初めからそこにいたかのように馴染んでいて素晴らしかった。
清ゆなはおそらくきゅるりんってしてみての時よりも、清竜人25の時の方がメイクが薄いような気がするんだけれど、それがとても可愛い。
MCも前回よりだいぶ温まっていたと思う。
偉そうなことをいうと、ツッコミ役が一人いるとMCにテンポ感が出るんだけどなーと思いながら眺めていた。
多分今回6-8曲くらい披露してくれたと思うのだけれど、そのうち半分くらいは新生清竜人25オリジナルで、そのどれもが相変わらずポップでメロウで清竜人25全開の曲だったので、早くサブスクで聴きたくて仕方がない。
ちなみに、竜人くんは「二日酔いでやばいよ」なんてMCで言っていたが、普通に前回より声が出ていなくて心配になった。前回は途中から調子が上がってきたが、今回は最後まであまり声が出ていなかったように思う。
フルパワーの竜人くんも聴いてみたいところだが、これがコンディションによるものなのか、年齢的なものなのかはよくわからない。
余談
出演者と出演者の間に20分くらい予告なし休憩タイムがあったりして、せっかくライブで熱が上がったのにその時間で冷めちゃうなーなんて思ったりした。
フェスだと当たり前のことなのだろうか。行ったことがないからよくわからない。
休憩時間が結局合計で3-40分はあったし、塚☆リカもRIRYDAYもたっぷりパフォーマンスするぜ!というより、与えられた時間をどう埋めようか?みたいなセトリになっていたので、正直なところ、そうやって間延びさせるより清竜人25の時間を増やすか、あるいはスパッと1時間半で終わらせるというようなことでも良かったのにな、というのが正直な感想だった。
それでもやっぱり清竜人25は素晴らしいし、楽しかった。
また行きたい。