100日連続ラスト
こころ穏やかにゴールしたい。
たとえ形式的になっても。
軽めの苦行として。
といった感覚ではじめたが、いがいと大変だった。
いちばん大変だったのは、言葉をまとめる時間がないこと。
書くネタはいくらでもあるのだけれど、角が立つような内容や、人によっては毒になるような内容は、オブラートに包んだり希釈したりする必要があったりで、その作業がたいへんだった。場合によっては、薄めすぎてただの水になったものを書きかけて、「こんなの書いても意味ないし、時間もったいないな」となって、無難な日記で逃げた日もあった。
あとは、私生活が完全に落ち着いていない状態でnoteをはじめたので、ずっと小走りしながら書いているような感覚だった。
文章表現とか言い回しとか、いろいろなところにこだわるから文章を書くのって楽しいはずなのに、そこまで気をまわせなかったのがつらかった。趣味でやっているはずなのに、いつのまにか仕事と同じような思考回路になっていることもあった。
「出来事」を「できごと」にするか、「今日」を「きょう」にするかみたいな漢字を開く・開かない問題も、地味だけど個人的には楽しいところ。
主語がいらないところで、あえて主語をいれて翻訳ものっぽくするとか、そういうのも個人的には楽しい。
今後は、そういった細かい「質感」みたいなところにこだわりつつ、ゆっくり「自分の好きな文章」を書くようにしたい。
やりたいこと
これは、noteをはじめる前から企画として温めていたことなのだけれど、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』を、『批評理論入門』を参考に再構築する、というのに挑戦してみたい。翻訳の文章をそのまままるごと借りてくるのは、著作権的に問題がありそうだけれど、作品そのものはすでにパブリックドメインになっているはずなので、ちゃんと自分の言葉で表現するぶんには大丈夫だろうと思う。
つぎは、企画名『点在するアリサワ』。これも、noteをはじめる前から温めているもの。世界史を勉強しつつ、世界中のいろいろな場所と時間に「アリサワ」という架空の人物を登場させ、悪ノリ的におもしろおかしく世界史を語ろうという企画。感覚的には高田建志伝説みたいなもの。
あとは、『水闘/ハイドロ・ギュムノス』と、有坂初荷の創作試練シリーズを月1くらいの頻度でのんびり更新していきたい。
実は他にも温めているアイデアはあるが、それはまた別の機会で。これもフィクションに関わるもの。
訂正
2024年は世界三大『幸福論』を読んで、幸福について「何かしら書きたい」と言ったが、というか実はもう頭の中におおまかなプロットはできているのだけれど、「誰の目にも明らかな実績」がないと説得力のない内容になりそうなので、来年は実績づくりをする年にしたい。
〈有坂初荷〉としては、何らかの文学賞をとりにいくムーブを。
〈有沢友好。〉としては、チャンネルを収益化できるようなムーブをしつつ、何かしらの検定試験とか資格試験的なものを受けにいこうと考えている。世界史検定とか。
そんな感じ。
2024年までのあと半月は、庭の梅の木の剪定やプランター苗の植え替えなどして春の準備をしつつ、哲学書でも学術書でもない普通の小説を読みたい。
わたしの活動が、あなたの生活の一助になっているのなら、さいわいです。