行動すること
子供の頃の私
幼いころは、いつも母の後ろに隠れて、挨拶も恥ずかしくてなかなかできない子供だった記憶があります。
忘れもしない、初めての発表会。
舞台の袖で、ステージに出るのが嫌だと言って泣き出し、先生とお母さんを困らせました。しかし、名前を呼ばれると、肝が据わったのか、もう逃げられないからやるしかないと諦めたのか。
その時の感情はよく覚えていないですが、涙を拭いて一人でステージへと向かい、何事も無かったかのように普通に、しかもミスなく弾いて帰ってきたとか。
今となれば笑い話ですが、今講師としての立場から考えると、先生は大変だったろうなと。その経験があったからか、自分の生徒さんが同じ状況になっても、あまり動じずに対応できるのは気持ちが分かるから。
そして、その場をどう持っていくか、も感覚でわかります。
有難い自分自身の経験です。
そして、その時の成功体験を経て、少しづつ自分に自信をつけ、母の「やればできる子だから!!」の言葉に調子に乗り、学校では班長や学級委員など、先頭に立つポジションを任されるようになりました。
長女気質も相まり、弟との喧嘩で養った負けん気根性も立派に育ち、メンタルが強くなりつつある幼少時代でした。
行動すること、失敗すること、怖くない?
良く聞かれます。
失敗すること、怖くないの?
もちろん怖いです。。。
5年前に教室を移転し、生徒募集を本気でやる!!と決めた時、私には後がなかったんです。
その当時、私は離婚をし、一人で生きていく、と決めました。
それには、この仕事でしっかりとした収入を上げ、誰にも迷惑をかけずに生きていく、というのが一つの人生の課題となったからです。
なりふり構ってる場合ではなかったのです。
お金もない。家を出てアパート暮らし。老後も何の社会保証もない個人事業主。子供もいないから、老後年を取った時に、施設に入れるお金くらい、貯めておかなくては、と先のことを考えると不安ばかりでした。
そんな時、いつも心に浮かぶ言葉があります。
沖縄が大好きな私の心には
”なんくるないさ~”
なんとかなるさ~と。
そう、今生きているのは、今までだって色んな壁にぶつかってきたけど、何とかなって今ここにいる。
よく言いますよね、
”乗り越えられない壁はない”とか
”困難は、それを乗り越えられる人の前に現れる”とか
”試されている”とか。
それを目の前にした時には、正直、勘弁してよ~
と思いますが、結果何とかしてきたんです。
もし行動したことで物事が良くない方に進んだとしたら、その時は自分を守るために、また次の行動をする。
そう、私たちは、自分達を守る方法を知っているのです。
それは自分がめざす場所に辿り着くまで繰り返します。
目指す場所、つまりそれは成功です。
途中であきらめるから失敗になる。
成功するまでやめなければ、結果は成功になるしかないのです。
なので、何か一歩を踏み出せば、結果はついてくる。軌道修正しながら、目的の場所に自分の足で辿り着く方法を探すのです。
そのことを知っている。もしくは意識してそのことを記憶にとどめている。
それがあると、次も大丈夫!!と思える。
小さな成功体験の積み重ねです。
なので、まずは行動する。
その後のことは流れに任せて、その都度対応する。
そうすると不思議と、得たい未来は目の前にあったりします。
そしてそれは、行動した人にしか見えない景色だったりします。
私は、そのちょっと素敵になった景色を見たいタイプなので行動する。
ただそれだけです。