コンフォートゾーン
石橋を叩いても渡らない
こんばんわ、はつねです。
一つ前の「行動すること」の投稿に続いての内容ですが、私の周りには、割と慎重派のタイプの方が多いです。
誰かと話をして、「そうだよなー、行動しないと何も変わらないよなー」とその時は思います。そして「よし、動くぞ!!」と決めて、さて何からやろうかな?何からやればうまくいくかな?何を一番初めにやれば効率がいいかな?と考え、考えているうちに、日常生活のなかのことが目につき、仕事のことが目につき、いつも通りの生活リズムに流れがなり、これをやってから、これが片付いたら何か手を付けよう。明日、ゆっくり考えよう。明日から始めよう、、と時間だけが過ぎてゆく・・・
時間が経てば経つほど、「動くぞ!!」と決めた時のエネルギーは弱くなり、考えても未来のことを想像するのは難しく、もしダメだったらと怖くもなり、動けない自分にダメ出しをし、自信を失い、やっぱり自分にはできないな、私にはあの人みたいに行動できない、あの人みたいにはなれない。
負の連鎖が始まります。
こうなったらもう、コンフォートゾーンから抜け出せません。
人、一人の力は弱いし、意思も、思考も狭い範囲でしか考えられなくなってしまいます。
そこに伴走していくのがコーチの役割です。
始めに誰かと話をした時に思った「よし、動くぞ!!」「自分も変わるぞ!!」と思った気持ちを持ち続けるために、一緒に願う未来を叶える為に、コーチは全力でその人をコンフォートゾーンから連れ出します。
まずは今いる場所から、一歩出てみる。
もし、そこで思ってもみないことが起きて不安になっても、傍にはコーチがいます。一人じゃない。
それを考えると、私には子供の頃から近くにコーチがいたのかも。それは母です。いつも、意見を押し付けるのではなく、私はどうしたいか、私はどうなりたいか?と聞いてくれました。
自分のことはすべて自分で決めてきた。これも一つの自信と自己肯定感が高くなってきた要因です。
私も誰かのそんな存在になれたら。
幼いころ、自己肯定感も低く、誰かの陰に隠れて、誰かのことをうらやましく思う自分じゃなくて、自信を持って自分はこういう人間だ!と言える人になりたくて、努力をしてきました。
その結果、生徒数115名いう信頼される先生になれた。
講師仲間からも、一目置かれる存在になれた。
誇れる実績です。
私は、コンフォートゾーンから何度も飛び出したから、今があります。
それと、一番大事なことは、講師である前に、一人の人として信頼されること。
当教室に通う生徒さんは卒業されてからも連絡をくれる方が多いです。
大学が県外になり、教室は卒業したけど、地元に戻ってくるときは必ず会いに来てくれる。近くに買い物に来たからと、フラッと教室によって最近の話をお茶を飲みながらしてくれる。フラッと来たかと思えば、まだこれ弾けるよ♪とピアノを弾いて帰る。彼氏ができた!とLINEが来る。結婚式に来て欲しいと招待状が来る。ランチに誘われる。大人になってお酒を飲みに行く。母になり、自分の子供を連れて教室に通ってくれる。
みんなみんな、”宝物”です。
まずは、コンフォートゾーンから抜け出し、そんな人になれたら、きっと教室は変わります。
教室は人です。音楽も人です。
そう、全ては人です。
私はコーチとして、人を育てたい。
そして、その素敵な人から、素敵な音楽を学べる人を増やしていきたい。
私の最終目標はここです。