コーチを目指したもう一つの理由
一つ目の理由
コーチを目指す一つ目の理由は、同じピアノ教室経営をしている講師の方にに、私が27年間かけて築いてきたノウハウを基に、ご自身が目指す教室、理想の教室づくりを一緒にしていきたい!!ということ。
そして、それは一人一人の先生方の心に中にあるものを引き出しながら、それぞれの個性や、カラーを大切に作っていくこと。それにはコンサルタントよりもコーチングの手法の方が、理想に近い教室を作ることができる!と考えたから。
二つ目の理由
そして二つ目の理由は、生徒たちの中でも、学校に行けていない子。
いじめを受けている子。家庭環境で問題を抱えている子。コミュニケーションが苦手な子。何らかの心の病を持っている子。様々な事を抱えた生徒さんが多くいます。ピアノ教室は少し特殊な場所で、毎週のように幼いころから教室に通ってくれている生徒さんは、自分の子供のような存在。また生徒達からみた先生は、親以外に、小さい頃から自分の事を知ってくれている、毎週会う身近な大人。しかも、その空間には先生と自分だけなので、時々ポロポロと悩み事や困っていることなどを話してくれる事も多々あります。内容によっては、この時間はピアノを弾く事よりも、この子にとっては話をする時間の方が価値ある!と判断することもあります。
そんな時、今までは、自分自身の過去の経験から学んだことをアドバイスする、、事しかできませんでした。
ただ、時々そのことに違和感を感じていた私は言葉に詰まることもありました。自分と、この生徒さんは違う人間なのに、自分軸で話をすることに、迷いがあったからです。
そこで、これからは、コーチングを学び、私の意見だけではなく、まずはその生徒さんの中にある思いを引き出すことができるなら、と考えました。
その方が、きっとその生徒さんの望む未来に近づける気がするからです。
これが二つ目の理由。
レッスンの中の指導でも役に立つ
誤解があってはいけないので、もちろん、ほとんどの生徒さんが毎週楽しく通常のレッスンを受けています。
そのレッスンの中でも、その子の考えている事、わからなくて困っている事、その子に合った練習の仕方など、コーチングを学び、その生徒さん一人一人がどういうタイプの人なのかを探ることにより、レッスンの内容や伝え方もそれぞれにあったものに変えて、今までよりも、効率的にスピードアップして身に着けることができるのではないか?とも考えています。
そう、コーチングは実際のレッスンにも役に立つ!!ということです。
今まではティーチングの考え方でのレッスンだったものが、コーチングの手法も交え、その子の中に眠る芸術的な部分を引き出す。
その楽曲に対する思いや、考え方、作り方、音色など、をその子の中から引き出すことができたら、益々その子の表現の幅が広がっていくに違いありません。
何だか、とても楽しみになってきますよね。
まとめると
様々な角度から色んなものを引き出すことができるコーチングは、目標達成のための一つ手法。
ただ、私たちは日々様々な目標を達成するために生きている、と言っても過言ではありません。そのための一つの方法として、コーチングは私が辿り着いた最善の手法かもしれません。
私もいま実際にコーチングを受けています。
これからの自分がどう変わっていくのか、そしてそれによって私の周りの大切な人もどんな風に変わっていくのかが楽しみでなりません。