Happy Halloween!
無職になって1か月が経過しました。←知っている人は少ない。笑
そろそろやろうと思っていた海外のファンドレイジングニュースを調べていこう!をスタートしてもいい頃。
ということで、欧米のファンドレイジングや非営利組織ニュースなどを見ていたら、こんな記事を発見。
FreeWill Acquires AI-Driven Grant Assistant(FreeWill、AI助成金申請アシスト企業をグループ化)
FreeWillは、従来メンドくさい!大変そう!どうやって作るの!?と思われがちな遺贈のための遺言作成を、無料でアシストしてくれるアメリカの組織。
(というか、アメリカでも遺贈のための準備はそうすぐできるものではないのか~。とちょっと驚いた。遺贈が進んでる国・地域は、「そういう」文化なのだとばかり思ってたけど、遺贈するためのソリューションが発展しているんだな~、なんて思ったり。←そういえばAFPの展示スペースはホントに、まったくもって、とんでもない、そんな規模感でした。)
ということで、このFreeWillが、とあるAIプラットフォーム企業をグループ化したそうです。で、このグループ化された企業さんが、Grant Assistantという組織のようですが、なんと助成金申請プロセスを合理化するワークフローツールキットを非営利団体や国際開発組織に提供することを目的としたAI機能を構築している会社だそう。
え。助成金申請をアシストする『専用』のAIがあるの!?
昨今のAI機能について、超有名なChatGPTのようなテキスト等で質問や相談のするバージョンしか知らず、個人的にはまったく無知の状態。とはいえ、寄付御礼やちょっとしたアイディアの模索、現状の課題確認などなど、非営利やファンドレイジングに活用できることは知っていて、この無職期間に少し使う習慣をつけようとしていたところ。
そこにきて、このニュース。
欧米には、すでに非営利の、それも助成金申請にのみ特化した専用のAI開発までされていたのかとちょびっとびっくり。&、それだけ非営利の一挙手一投足もビジネス化できる規模なんだな~と、AFP ICONを思い出しました。
Grant AssistantのAIシステムは、助成金申請書の作成プロセスを簡素化することで、非営利団体や非政府組織が可能な限り多くの資金を得られるよう支援するもの。2023年からβ版が提供開始し、2024年4月にバージョンアップされているそう。
で、さっそくGrant Assistantのウェブサイトを見て、もうあっはっは!となったのが、下記部分。言ってることが明確すぎて、すごく好き。
(非営利に清貧とか草の根的汗かきを求めがちな日本市場だと、これはあからさますぎて、嫌がられるかも?)
時間を節約し
ストレスを軽減して
もっと多くのファンドレイジングをしよう!
さらにもう1点、非営利業界にてAIアシストについて語るとき、良い面としてとらえるケースと悪い面の2つの側面があるかと。
AIシステムを活用して、業務の効率化&円滑化を図る
AIシステムを使用するのはズル!
はて、これはどう考えるべきか。おそらく今後(もしかしたらすでに?)、「これは良いケース」、「これはNGなケース」と線引きされると思うけれど、現在なにがどうなっているのか、個人的には甚だ疑問。
非営利組織も投資獲得。できるのだ!
さて、この記事をみて、今更ながら感じたのは、非営利組織への投資について。
私の周囲だとほんの10年前までは、非営利が投資を受けるだなんてレアだったし、全くシンパシーのない話でした。けれど、この記事を見ているとFreeWillがいかに多くの投資やビジネスチャンスをものにしながら成長しようとしているのかが見えます。
(とはいえ、アメリカの非営利投資セクターについて知識がないので、どのくらいの凄さなのかは分からないけれど)
大手超巨大有名投資企業がESG投資商品を精算しているなんていうニュースも目にしたところなので、今後の傾向が気になるところ。
(なお、下記記事では、あくまでESGを巡る誤解を招くような販売手法を取り締まることを狙った新たなルールの導入など、グリーンウォッシュ防止規制が原因の1つ。など、市場が単純に減ることを示唆しているわけではないものの、タイトルだけ見て、また?と思ってしまった次第。)
視界は広く。Let's 上から目線。笑
さてさて。
1つに組織に注力すると、やはり視界は狭まってしまうもの。
もちろん、1つのことに集中して、スキルを突き詰められるのは良いこと。
個人的には、どうもバランスがうまくとれる質ではないので、この無職期間に久々にバーチャルファンドレイジングトリップオーバーザワールドをしようと思います。
(今、命名。)